内容説明
ヤン・ファン・エイクと工房の“最後の審判”“磔刑”二連祭壇画に、ロヒール・ファン・デル・ウェイデンの“ボーヌ祭壇画”に、シモン・マルミオンの『トゥヌグダルスの幻視』に、ヒエロニムス・ボスの“最後の審判”に、ヤン・ブリューゲルとペーテル・パウル・ルーベンスの“エデンの園(人類の堕落)”に、天と地/光と闇/生と死のはざまで希求されるネーデルラント美術に秘められたエリュシオンを視る!
目次
プロローグ 光と闇のはざまで
第1章 忍びよる死―ヤン・ファン・エイクと工房“磔刑”“最後の審判”二連画
第2章 善生善死への導き―ロヒール・ファン・デル・ウェイデン作“ボーヌ祭壇画”
第3章 イメージの源泉と文学伝統―シモン・マルミオン『トゥヌグダルスの幻視』
第4章 永遠の業火か浄罪の炎か―ヒエロニムス・ボスが描く罪人の試練
第5章 動物たちの楽園―ヤン・ブリューゲル(父)/ルーベンス“エデンの園(人類の堕落)”をめぐる考察
エピローグ 彼岸の世界へのまなざし
著者等紹介
今井澄子[イマイスミコ]
大阪大谷大学文学部教授/ネーデルラント美術史
木川弘美[キガワヒロミ]
清泉女子大学文学部教授/ネーデルラント美術史
杉山美耶子[スギヤマミヤコ]
日本学術振興会特別研究員/ネーデルラント美術史
小池寿子[コイケヒサコ]
國學院大學文学部教授/ネーデルラント美術史
廣川暁生[ヒロカワアキ]
國學院大學文学部兼任講師他/ネーデルラント美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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