ローマ百景〈1〉建築と美術と文学と

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ローマ百景〈1〉建築と美術と文学と

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  • サイズ A5判/ページ数 486p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784756609052
  • NDC分類 702.37
  • Cコード C0070

出版社内容情報

 原題『パノプティコン・ロマーノ』の「パノプティコン」とは、ギリシア語の「パン」(すべて)と「オプティコン」(視覚的なもの)との合成語であり、英国の法学者・哲学者のジェレミー・ベンサムが考案した、囚人に知られずに周囲の独房を監視できる円形の刑務所とともに、望遠鏡と顕微鏡との両方の機能をもった望遠顕微鏡をも表わす言葉である。すなわち本書は、ローマという都市の「看守」を自認するプラーツが、遠くは望遠鏡を覗き、近くは顕微鏡で観察した報告集とでも評することができるだろう。本書に含まれている全二八編は、書評という形式を借りたローマに関する建築と美術と文学の秀逸なエッセイである。他のプラーツの著作と同様に、ローマをめぐって書かれた滋養に富むが、少しばかり辛口の都市文化論というつもりで、個々の論考――無論、それぞれはそれなりに手強いのであるが――を味わい、楽しむと良い。


ピラネージ

内容説明

永遠の都ローマを知り尽くした硯学が、何気ない広場や街路や佇まいに秘められた、深い歴史的意味と哀悼と芸術的精華を語る、ローマ芸術探訪の必携の書。

目次

ピラネージ
プッサンの谷
英雄的風景
リチャード・ウィルソン
一八世紀ローマに暮らす
消え去りしローマ
ローマの知られざる「驚異」
屋上テラスの愉しみ
写真に見る一九世紀ローマ
ローマの感傷〔ほか〕

著者等紹介

伊藤博明[イトウヒロアキ]
埼玉大学教養学部教授

浦一章[ウラカズアキ]
東京大学文学部准教授

白崎容子[シラサキヨウコ]
慶應義塾大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

5
歴史を網羅した著者の言葉は、一見変わりゆくローマを後ろ向きの感情を込めて見つめているかに見える。確かに、同地で生まれ同地で没した著者の同地に関する書評集としての本書では、海で浸食されたヴェネチア同様、交通で浸食されるローマが語られ、自動車道路への嫌悪が時折記される。一方、著者の学術書と本書が異なるのは、その感情が過去の記憶が失われることでのみ惹き起こされているのではないことを仄めかす点だ。文学も絵画も建築も表現不能な、この地の記憶と未知へと歩む身体が紡ぎ出す「土地のありよう」が、書くことを促すかに思える。2019/09/13

micamidica

1
著者の、かわりゆくローマへの悲哀が全体的に漂っています。半世紀ほど前に編まれた作品のようなので、著者がみていたローマはいまのローマともだいぶと違っていたのでしょう。くどい文章で読み飛ばした箇所もいくつかあったけれど、全体的に興味深く読めました。ローマの噴水についての章、ヴェネト通りの章などはだいじに読み進めました。ボマルツォの彫像の章はすごく面白かった!パニスペルナ通り、片仮名だとピンと来なかったけど、Via Panisperna!よく歩いたなぁ。などなど個人的に思うことがたくさん…。II巻も読もう。2016/09/19

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