内容説明
キュラトリアル実践から展望する未来。ブリュノ・ラトゥール、エマヌエーレ・コッチャ、篠原雅武、石倉敏明ほか国内外の知性と共に思考する「人新世」時代の芸術。
目次
第1章 まごつき期の芸術とキュレーションの役割
第2章 日常の亀裂/亀裂の未来―瓦礫化以後の世界をめぐる表現と思考
第3章 「地表空間」をめぐる旅と創造―生の軌道としての民族誌的芸術
第4章 エコロジーの美術史
第5章 植物の生の哲学と芸術
第6章 ヒト、モノ、幽霊たちとの調停―中園孔二とナイル・ケティングの芸術実践
第7章 庭のエコロジーとキュレーション
第8章 展覧会の意義と用法―表象の実験、ならびに2つのフィールドブックから
第9章 錯乱のミュージアム―アニミズムの再考を通して近代を問うキュラトリアル実践
第10章 タイプやスワイプする親指
著者等紹介
長谷川祐子[ハセガワユウコ]
京都大学法学部卒業、東京藝術大学大学院修了。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授、金沢21世紀美術館館長。これまでイスタンブール、上海、サンパウロ、シャルジャ、モスクワ、タイなどでの国際展を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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