内容説明
正気と狂気の違いは、いったいどこにあるのか?精神医療は、正気と狂気の境界をどのように区別してきたのだろうか?誤診断、医療ミス、不足する医療資源…精神医療を取り巻く諸矛盾を徹底的な取材で浮き彫りにすると共に、1973年に行われた衝撃の医療潜入実験「ローゼンハン実験」の真相を探る、スリリングなノンフィクション!
目次
第1部(鏡像;ネリー・ブライ ほか)
第2部(デヴィッドの本質;「ゆっくり進め、場合によっては足踏みのままでもいい」 ほか)
第3部(潜入する;…結局、人が正気かどうかわかるのは正気でない人だけだ ほか)
第4部(真実の追求者;「ほかの疑問はすべてここから生まれる」 ほか)
第5部(脚注;「すべては君の頭の中に」 ほか)
著者等紹介
キャハラン,スザンナ[キャハラン,スザンナ] [Cahalan,Susannah]
1985年生まれ。ジャーナリスト。ワシントン大学を卒業後、『ニューヨーク・ポスト』社に勤務。報道記者として活躍するが、ある日突然、自己免疫性脳炎という難病を罹患。その闘病記がすぐれたジャーナリストに贈られるシルリアン優秀賞を受賞。その後、治療に奔走した日々について記した著書『脳に棲む魔物』(KADOKAWA)がベストセラーとなり、『彼女が目覚めるその日まで』として映画化される
宮〓真紀[ミヤザキマキ]
スペイン語文学・英米文学翻訳家。東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こばまり
泰然
くさてる
本詠み人
香菜子(かなこ・Kanako)