出版社内容情報
日本・中国・韓国の観光はどう変わるのか?
沖縄の聖地・斎場御嶽における地元民と観光客のすれ違い
セレブタウン江南の誕生で刷新されたソウルの日本人観光
中国版Twitter「微博」によって自らの旅をアピールする中国人
欧米中心の発想を超え、日中韓気鋭の研究者が発信するこれからの観光学。
【本書に登場する観光地】
軍艦島
元乃隅稲成神社
伏見稲荷
ロボットレストラン
伊勢神宮
斎場御嶽
江南/明洞/弘大/東大門
金門/厦門/広州/仏山
金 成?[キム ソンミン]
北海道大学メディア・コミュニケーション研究院准教授。1976 年、韓国ソウル生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。著書に『戦後韓国と日本文化─「倭色」禁止から「韓流」まで』(岩波書店、2014 年)など。
岡本 亮輔[オカモト リョウスケ]
北海道大学メディア・コミュニケーション研究院准教授。1979 年、東京生まれ。著書に『聖地と祈りの宗教社会学』(春風社)、『聖地巡礼─世界遺産からアニメの舞台まで(中公新書)、『江戸東京の聖地を歩く』(ちくま新書)など。
周 倩[シュウ セイ]
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授。1981 年、中国上海生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。著書に『勃興する東アジアの中産階級』(共著、勁草書房)など。
内容説明
沖縄の聖地・斎場御嶽における地元民と観光客のすれ違い。セレブタウン江南の誕生で刷新されたソウルの日本人観光。中国版Twitter「微博」によって自らの旅をアピールする中国人。欧米中心の発想を超え、日中韓気鋭の研究者が発信する、これからの観光学。
目次
第1部 場所とまなざしの交錯(戦後ソウルと日本人旅行者―江南誕生による場所の再構造化;「軍艦島」における真正性の構築とその複数性;韓国に対する旅客たちの地理的想像と旅行体験)
第2部 場所をめぐるポリティクスと観光(写真が変える寺社観光―訪日外国人の観光のまなざし;沖縄の聖地と宗教的なものの観光的再発見;台湾・金門における冷戦後の戦場観光とその持続可能性)
第3部 観光が創り出す集団のイメージ(中国の中産階級の海外旅行とソーシャルメディア微博による自己構築;本音と建前が錯綜する中国人観光客へのまなざし;累積的因果関係の視点から見た国際旅行空間の生産―中国の経験より)
著者等紹介
金成〓[キムソンミン]
北海道大学メディア・コミュニケーション研究院准教授。1976年、韓国ソウル生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)
岡本亮輔[オカモトリョウスケ]
北海道大学メディア・コミュニケーション研究院准教授。1979年、東京生まれ。筑波大学大学院人文社会科学研究科修了。博士(文学)
周倩[シュウセイ]
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授。1981年、中国上海生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。