内容説明
不幸のどん底にありながら、人は困っている人に手を差し伸べる。人々は喜々として自分のやれることに精を出す。見ず知らずの人間に食事や寝場所を与える。知らぬ間に話し合いのフォーラムができる…。なぜその“楽園”が日常に生かされることはないのか?大爆発、大地震、大洪水、巨大なテロ―いつもそこにはユートピアが出現した。『ニューヨークタイムス』2009年度の注目すべき本に選出。
目次
第1章 ミレニアムの友情:サンフランシスコ地震(ミズパカフェ;ポーリン・ジェイコブソンの喜び ほか)
第2章 ハリファックスからハリウッドへ―大論争(二人のプリンスの物語―ハリファックスの大爆発とその後;ロンドン大空襲から ほか)
第3章 カーニバルと革命―メキシコシティ大地震(下からのパワー;天命を失って ほか)
第4章 変貌した都市:悲嘆と栄光のニューヨーク(広場での助け合い;援助の必要性 ほか)
第5章 ニューオリンズ―コモングラウンドと殺人者(それはどんな違いを生むだろうか?;殺人 ほか)
著者等紹介
ソルニット,レベッカ[ソルニット,レベッカ][Solnit,Rebecca]
ノンフィクション作家。サンフランシスコ在住。代表作『River of Shadows : Eadweard Muybridge and the Technological Wild West』で全米批評家協会賞ならびにマーク・リントン歴史賞を受賞
高月園子[タカツキソノコ]
東京女子大学文理学部史学科卒業。在英25年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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