内容説明
「役に立つ学問」という幻想、「純粋な学問」という神話。大学改革における論点を整理し、改革を推進する側と批判する側の根拠や正当性を再考する。「大学とは何か・今後どうあるべきか」を考えるために知っておくべき手がかりがここに。
目次
第1章 日本の大学の何が問題なのか―大学改革の論点と批判
第2章 なぜ巨額の税金を使って「学問の自由」が許されるのか
第3章 大学の大衆化と「アカデミック・キャピタリズム」
第4章 選抜システムとしての大学
第5章 競争すればよくなるのか
おわりに―大学になにができ、なにができないか
著者等紹介
山口裕之[ヤマグチヒロユキ]
1970年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、徳島大学准教授。専門はフランス近代哲学、科学哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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