内容説明
ノーベル経済学賞受賞者センが共著者ドレーズとともに、急成長を遂げるインドが抱える経済・政治・社会の歪みを鋭く分析。貧困・格差の深刻化と民主主義の機能不全に陥る日本社会への警鐘ともなる、必読の書。
目次
第1章 新しいインド?
第2章 成長と開発をつなげる
第3章 比較から見えるインドの現状
第4章 説明責任と汚職
第5章 なぜ教育は重要なのか
第6章 保健医療の危機
第7章 貧困と社会的支援
第8章 不平等の呪縛
第9章 民主主義、不平等、公共的推論
第10章 忍耐はもういらない
著者等紹介
セン,アマルティア[セン,アマルティア] [Sen,Amartya]
1933年、インドのベンガル州シャンティニケタンに生まれる。カルカッタのプレジデンシー・カレッジからケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジに進み、1959年に経済学博士号を取得。デリー・スクール・オブ・エコノミクス、オックスフォード大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、ハーバード大学などで教鞭をとり、1998年から2004年にかけて、トリニティ・カレッジの学寮長を務める。1998年には、厚生経済学と社会的選択の理論への多大な貢献によってノーベル経済学賞を受賞。2004年以降、ハーバード大学教授
ドレーズ,ジャン[ドレーズ,ジャン] [Dr`eze,Jean]
1959年、ベルギーに生まれる。イギリスのエセックス大学で学んだのち、インド統計研究所から経済学博士号を取得。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、デリー・スクール・オブ・エコノミクスなどで教鞭をとり、現在はデリー・スクール・オブ・エコノミクス名誉教授およびラーンチー大学客員教授。インドの貧困、教育、保健医療などの問題に大きな学術的貢献を果たすとともに、社会運動や政策立案にも積極的に関与している。1979年からインドに在住し、2002年にインド国籍を取得
湊一樹[ミナトカズキ]
日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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