言語と貧困―負の連鎖の中で生きる世界の言語的マイノリティ

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  • サイズ A5判/ページ数 265p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750336466
  • NDC分類 801.03
  • Cコード C0036

目次

第1部 言語的マイノリティと貧困(土地と言語を奪われて―先住民族の場合;地域語話者は貧困脱出のために母語を捨てざるを得ないのか―スペイン・ガリシア語の場合;カナダの先住民の教育と貧困;ニュージーランドにおける言語の地位と格差問題)
第2部 西欧語による豊かさの追求(西欧語はアフリカを貧困から救えるのか―国語を持たない国、ガーナの場合;言語の経済性―英語に生き残りを賭けるシンガポール;「両文三語」は香港にとって真の豊かさへの道か;韓国における貧困と英語力の関係―EBSの挑戦)
第3部 移民の言語問題と貧困(「古郷に錦」が貧困に変わった時―在日ブラジル人の場合;米国ラティーノ/ヒスパニックの言語と社会的向上―ニューヨーク市の事例を中心に;欧州で拡大する社会格差―ベルギーの移民と言語;「人間の安全保障」と言語政策)

著者等紹介

松原好次[マツバラコウジ]
電気通信大学大学院情報理工学研究科教授、JACET言語政策研究会代表。東京外国語大学外国語学部ドイツ語学科卒業、横浜国立大学大学院教育学研究科修了、関東学院大学大学院文学研究科修了、博士(文学)。専攻、言語社会学、言語政策

山本忠行[ヤマモトタダユキ]
創価大学通信教育部教授、大学院文学研究科教授。桜美林大学大学院言語教育研究科非常勤講師。創価大学大学院文学研究科博士前期課程修了、国立国語研究所日本語教育長期専門研修修了、在タイ日本大使館広報文化センター付属日本語学校講師(国際交流基金派遣専門家、1981~83)、創価大学別科日本語研修課程講師などを経て現職。この間、ナイロビ大学客員講師(1988~89)、ウィットウォータースラント大学客員研究員(2000)などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やまべ

0
翻訳という仕事柄、いろいろと考え込まざるをえないものを感じる。私の仕事などは、本来は「英語のできない人が、元々英語で書かれていた情報を享受できるように」する仕事なんだよな……。2013/02/09

mytopgun

0
大学時代の自分に戻ったらこういう研究をやりたかったな、というテーマ(笑)。どの論文で挙げられている事例も、もっと詳細な研究結果を知りたくなる、興味深いものばかり。日本におけるマイノリティ言語について論じる章があってもよかった気がするけれど、それについてはここで中途半端に取り上げるより、他にいくらでも読むべき本があるということか。2013/01/11

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