脳からみた学習―新しい学習科学の誕生

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  • サイズ A5判/ページ数 422p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750333144
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0040

目次

第1部 学習する脳(脳についての「ABC」;生涯を通じて脳はどのように学習するか;学習する脳への環境の影響;読み書き能力と脳;数的能力と脳;「神経神話」の払拭 ほか)
第2部 共同論文(幼年期の脳、発達、学習;青年期の脳と学習;成人期の脳、認知、学習)

著者等紹介

小泉英明[コイズミヒデアキ]
株式会社日立製作所役員待遇フェロー、東京大学先端科学技術研究センター・ボードメンバー、東京大学教養学部・総合文化研究科運営諮問会議員、東京農工大学経営協議会メンバー、原子力委員会専門委員、「国際心・脳・教育」学会(IMBES)理事、『心・脳・教育』誌(Wiley‐Blackwell)副編集長、日本化学会フェロー、日本工学アカデミー会員、日本学術会議連携会員。1971年東京大学教養学部基礎科学科卒、同年株式会社日立製作所入社。1976年、偏光ゼーマン原子吸光法の創出により東京大学から理学博士号を授与される。同社基礎研究所所長や技師長、独立行政法人科学技術振興機構「脳科学と社会」研究開発領域総括、独立行政法人国立環境研究所監事、中央教育審議会専門委員、OECD「学習科学と脳研究」国際諮問委員、日本化学会や日本神経科学学会の理事、日本分析化学会会長、東京大学・同大学院客員教授などを歴任。fMRIや近赤外光トポグラフィなどの脳機能画像法を開発し、また、「脳科学と教育」「トランス・ディシプリン(TD)」「物質誌」「分析科学」などの新概念を提唱

小山麻紀[コヤママキ]
2003年ダーラム大学心理学部(認知心理学/生物心理学):学部課程修了、2008年オックスフォード大学生理学部:修士/博士号取得。現在、ニューヨーク大学医学部児童神経精神科にて、研究員として勤務。脳画像技術を使って、ADHD、Dyslexia、自閉症の脳メカニズムを研究している

徳永優子[トクナガユウコ]
1971年東京学芸大学卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chi0926

4
脳科学を取り入れた学習、特に学習障害は取り込まれるべきだと思うが、実際問題、あれだけ多忙な小、中の教育現場で脳科学と従来型とを両立せよというのは無理な話だと思う。結局、教育現場の構造改革の方が先決。2022/04/21

yurari

2
分かっていないことが意外と多いんだなという印象。この分野でキャッチーなタイトルの本はたくさん出ているが、ファクトチェックを入念にしたい。/幼年期の教育がまず目的とするべきは、子供にひらめきを出来るだけ早く経験させ、何はともあれ学習は楽しいものであり得ると気づかせること/2024/03/18

aoya513

1
本当に「脳科学の理論的知見集」という感じで、脳の可塑性が重点的に主張されている。それ以外の箇所はあまり具体的・実用的ではなく、それだけ脳の研究とその性質の実証が難しいことの表れなのか。2017/11/18

かわのふゆき

1
「三歳までに脳力は決まる」「男脳、女脳」のような考え方をバッサリ否定。論文集なのだが、面白かった。2011/01/27

saku_taka

0
学習が生じているときに脳で何が起こっているのか?専門的ではあるが,いまの「学習科学」の大きな流れをつかむには非常にいいと思う。現場での教育と神経科学との距離はまだ大きいだろうけれど,実証的な研究を積み重ねる中で,よりよい学習の仕組みが構築できるだろう。2011/04/17

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