エリア・スタディーズ<br> スウェーデンを知るための60章

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エリア・スタディーズ
スウェーデンを知るための60章

  • 村井 誠人【編著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 明石書店(2009/05発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 383p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750329987
  • NDC分類 302.389
  • Cコード C0336

出版社内容情報

●内容紹介(版元ドットコムより)
スウェーデンの地理・歴史・言語・文学などの特質を専門の執筆陣が懇切に記述。現代の政治・外交・軍事・教育・福祉にも言及し、さらに映画・アニメ・スポーツ・酒事情など市民の暮らしも具体的に紹介、留学案内にも触れ、スウェーデンの全貌を明らかにする。

●目次(版元ドットコムより)

 はじめに

I スウェーデンの諸地域
 第1章 北欧内のスウェーデンの地理的位置――氷床によって創られた大地
 第2章 東西スウェーデン論――スウェーデン歴史学研究における「東部」と「西部」
 第3章 ストックホルム・ダーラナ地方――首都と心のふるさと
 第4章 ユーテボリ――その歴史と現在
 第5章 ゴットランド――バルト海に浮かぶ孤島
 第6章 スコーネ――「スウェーデン化」という神話
 第7章 海外移民とスモーランド地方――大量の海外移民を出した地を考える
 第8章 先住民サーミの人びと――暮らしと言語的状況・文化継承
  コラム1 命名の妙――とPeberholm

II スウェーデン語とは
 第9章 北欧語のなかのスウェーデン語の位置――スウェーデン語とはどんな言葉?
 第10章 フィンランドのスウェーデン語系フィンランド人――多彩な顔をもつ言語的少数民族
 第11章 日本人がスウェーデン語を学ぶ際に――まずは母音の長短の区別を!
 第12章 スウェーデン語あれこれ[1]――スウェーデン語の特殊文字
 第13章 スウェーデン語あれこれ[2]――借用語を中心に
  コラム2 比例式で実感してみよう、スウェーデン語と英語の親戚関係!

III スウェーデンの歴史から
 第14章 スウェーデンのヴァイキングと史跡――考古学からの視点
 第15章 鉄山の歴史――バリスラーゲンとは
 第16章 ハンザとスウェーデン――バルト海における物流主役の変転
 第17章 グスタヴ二世アードルフ――「北方ヨーロッパ世界の王」として
 第18章 バルト地方におけるスウェーデンの足跡――「大国の時代」の置きみやげ
 第19章 「大国の時代」とゴート主義 ――バルト海帝国
 第20章 カール一一世と絶対王制――臣民の声をきく絶対君主
 第21章 カール一二世と大北方戦争――英雄か、暴君か
 第22章 一八-一九世紀のスウェーデン農村社会――「貧しい国」のイメージ?
 第23章 バーナドット王家の創設――現スウェーデン王室の始まり
 第24章 リスペクタブルな労働者――スウェーデン民主主義の歴史的源流
 第25章 社会民主党の歴史――「国民政党」としての歩み

IV 外から見たスウェーデン
 第26章 スウェーデンと日本交流の始まり――フレードリック・コイェットの存在
 第27章 フィンランドから見たスウェーデン――常に視野の中に
 第28章 ノルウェー人の目に映るスウェーデン――「兄貴」と「弟分」のように
 第29章 バルト諸国とスウェーデン――バルト海の対岸からの視線
 第30章 デンマークから見たスウェーデン――arvefjende

V スウェーデンの政治
 第31章 スウェーデンの法制度の特徴――スウェーデンをスウェーデンたらしめたもの
  コラム3 スウェーデンのオンブツマン
 第32章 スウェーデン憲法史における君主制――選挙王制から象徴君主制までの展開
  コラム4 スウェーデンの王室
 第33章 スウェーデンの外交政策――「積極的外交政策」の系譜
 第34章 スウェーデンとEU――伝統的「非同盟中立政策」の視点から
 第35章 スウェーデン国防軍――スウェーデンの中立を守ってきた盾
 第36章 洗練された政党政治――その合意形成と政策論争
 第37章 環境党・緑――タンポポのようにたくましく

VI スウェーデンの社会
 第38章 スウェーデン型福祉社会――すべての市民を対象とする「包括的福祉」
 第39章 スウェーデンの教育の特徴――「すべての者の学校」をめざして
 第40章 スウェーデンの移民政策――「多文化主義」から「多様性」概念へ
 第41章 スウェーデン政治における女性――男女平等の実現へ
 第42章 スウェーデン社会における男女の協同性――子どもの権利の視点からみた親のあり方

VII スウェーデンの文学
 第43章 反抗と矛盾――ストリンドバリ
 第44章 狭間にある場所、異端の作家――セルマ・ラーゲルルーヴとヴァルムランド
 第45章 リンドグレーン――『ポンペリポッサ物語』
 第46章 二○世紀後半のスウェーデン小説――イッレンステーンからニエミまで
 第47章 女性を描くスウェーデン女性作家たち――シャシティン・エークマンほか
 第48章 スウェーデンを代表する男性作家たち――ラーゲルクヴィスト、ヨンソン、マルティンソン

VIII スウェーデンの芸術
 第49章 カール・ラーション展秘話――国民的な芸術の誕生
 第50章 スウェーデン映画の遺産――ベルイマンを中心に据えて
 第51章 現代のスウェーデン映画――デジタル時代の映画製作
 第52章 スウェーデンの大衆メディア内の日本人像――Onakaそしてポケモン
 第53章 漫画・アニメの世界――スウェーデンでの日本製漫画・アニメ
 第54章 スウェーデンの現代音楽――ハード・ロック/ヘヴィ・メタルと日本での受容

IX スウェーデンの暮らし
 第55章 スウェーデンの学生生活――「フルタイム学生」・「パートタイム学生」
 第56章 スウェーデン留学案内――スウェーデンで学ぼう!
 第57章 スウェーデンの食卓――思い出とともに語る
 第58章 酒から見るスウェーデン事情――自由か、統御か
 第59章 スウェーデン人の発明――スカンディナヴィアに生きる術
 第60章 スウェーデン・サッカーの社会的基盤――クラブと移民と

 おわりに

●本書より(版元ドットコムより)
 はじめに(村井誠人)

   (…前略…)

 さて、本書は『デンマークを知るための68章』と姉妹関係にあり、いわば「双子」であり、編集そのものもひとつのセットとして同時進行してきました。百瀬宏・石野裕子編著の『フィンランドを知るための44章』(二○○八)が先行する形で存在し、また『デンマークを知るための68章』は一カ月遅れで日の目を見ます。百瀬宏氏の掛け声から、本二編が誕生し、こうして、「北欧」の紹介がエリア・スタディーズのシリーズに加わっていくことになりました。本二編に関しては、執筆者は、主に北欧の研究を地道に行なっている「バルト=スカンディナヴィア研究会」会員と大阪外国語大学デンマーク語スウェーデン語研究室(二○○八年度から上述のように、大阪大学世界言語研究センターデンマーク語・スウェーデン語研究室)のスタッフ、そしてスウェーデンに在住されている幾人かの方々等です。したがって、執筆者のほとんどが、実質、何らかの専門分野をもった研究者であり、それら専門性を前提としたテーマの執筆を依頼したため、内容としては比較的“堅め”の、スウェーデン事情紹介となっています。そして、あえてスウェーデン紹介の常套的な「福祉社会」に関する記述を少なめにし――類書が多いのでそれらにそのテーマはお任せし――、従来、スウェーデンを語る際にスウェーデンというものを周辺諸国との関係を視野に入れての叙述が比較的希薄であり、スウェーデン中心の北欧像にいささか異議を唱える意味をこめて、「北欧の中のスウェーデン」という視点を大切にし、「周辺から見たスウェーデン」という視点にこだわった編集を試みてみました。とくに、現代の社会現象は歴史的経過の蓄積であるという理解からも、歴史的視点を重視した現代社会成立に至る「社会構築論」的な根源的理解を持ち込みたく、本書は歴史記述に紙幅を多く割いております。

   (…後略…)

目次

1 スウェーデンの諸地域
2 スウェーデン語とは
3 スウェーデンの歴史から
4 外から見たスウェーデン
5 スウェーデンの政治
6 スウェーデンの社会
7 スウェーデンの文学
8 スウェーデンの芸術
9 スウェーデンの暮らし

著者等紹介

村井誠人[ムライマコト]
1947年生まれ。津田塾大学・大阪外国語大学・東京大学等講師を兼務し、2000‐01年にコペンハーゲン大学客員教授としてデンマークに滞在。早稲田大学文学学術院教授。北欧史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青雲空

3
経済ついての情報が書かれていない。2021/12/17

ばななうゆ

3
スウェーデン旅行のために家族が借りてきたものを読んだ。各地方の風土、言語、歴史、周辺国からの印象、政治、社会、文学、芸術、文化スポーツの多岐に渡って紹介されている。文学や音楽(ポップではなく北欧メタル)に興味がわいた。余裕があれば探して読んだり聞いたりしてみたい。同シリーズで他の国、地域もあるので気になる国についても読んでみたい。2019/09/24

Maggie Q2000

1
この本は様々な筆者が自分の詳しいスウェーデンの分野を執筆している、という形式の本。ちなみに4人知人が書いてて、そのうちのひとりのかいた章、スウェーデンの食事に関しての章が一番おもしろい。遠まわしに書いてるが言いたいことはすぐわかる。この本の最初に新しいカナ表記について長い文章がある。ヨーテボリをユーテボリなどと書くことを広めたいらしいが、絶対失敗すると思っている。ともかく、スウェーデンの歴史や社会について知りたい人の戸棚にはあっていい一冊だろう。2009/09/27

のんき

1
ムーミンの作者ヤンソンはフィンランド人だけど作品はスウェーデン語で書いていると聞いてごく単純になぜ?と思うと同時に、そういえば漠然とした北欧のイメージは持っているものの漠然としすぎていると気がついてお勉強してみることにした。まずは概説的なことから始めたい私には丁度いい感じ。2009/08/24

nako*beary

0
これまで読んできた北欧系の本に書かれていたことの再復習。さらに文学や音楽などについても取り上げられていたのがよかった。スウェーデン賛美ではなく、周りの国からどう見られているか?という視点をふまえてあるので、信頼感がありました。2016/06/12

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