目次
1 先住アメリカ人の世界―一四九二年以前(最古のアメリカ人―モンゴロイドのアジアからの移動;先住アメリカ人の文化―その地域的広がりと多様性 ほか)
2 先住アメリカ人・ヨーロッパ人・アフリカ人―一四九二‐一七七五年(ヨーロッパ人の植民活動―それは大西洋岸からのみ始められたのか;ヴァージニア植民地の建設―先住民インディアン側から見ると ほか)
3 解放と抑圧の連鎖―一七六三‐一九一〇年(対英抵抗運動の展開―エリートと民衆の「自由」への目覚め;アメリカ独立革命―解放と抑圧の戦い ほか)
4 「アメリカの世紀」―一八九八‐二〇〇〇年(米西戦争―民族解放戦争と帝国主義戦争との交錯;ハワイ併合―無視された先住ハワイ人の声 ほか)
5 21世紀のアメリカ―二〇〇一年‐現在(テロとの戦い―W・ブッシュ政権の外交;「アメリカの世紀」の終わり―アメリカに映し出される資本主義の栄光と悲惨)
著者等紹介
富田虎男[トミタトラオ]
立教大学名誉教授。専攻はアメリカ史
鵜月裕典[ウズキユウスケ]
立教大学文学部。専攻はアメリカ史
佐藤円[サトウマドカ]
大妻女子大学比較文化学部。専攻はアメリカ史、アメリカ先住民史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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3
北アメリカ大陸に先住民が移住してから、オバマ大統領が就任するまでの通史。初版の60章に、ブッシュ大統領の政治とリーマン・ショックの2編を加えた62編から構成されている(つい最近のことなのに、もう「歴史」になちゃったのはビックリしたなぁ)。新しく加えられた2編以外は真新しいことは書いてありませんが、現代アメリカの実像を捉えるには必要不可欠な知識が、様々な教授によりぎっしりと詰まっています。個人的にはもうちょっとポップカルチャーにも触れてもらいたいところでしたが、「教科書」ならこの一冊で。2011/02/06
もとせ
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84頁引用【ヨーロッパでナポレオン戦争が起こると、アメリカは英仏の対立の被害を受けつつも中立を保ったが、イギリスがナポレオンの大陸封鎖の対抗措置としてアメリカの通商を妨害すると、一八一二年六月に対英宣戦を布告した。二年半に及んだこの戦争では、米英共に決定的な勝利はおさめえず、一四年十二月のヘント条約によって戦前の状態が確認された。一部から「無用な」戦争と非難されたのもこのためである。なお、浦賀から黒船で来航したマシュー・ペリー提督は、若き日、長兄に従って合衆国海軍に参加、この一八一二戦争に従軍している。】2011/08/06
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