内容説明
のべ13カ月間、羊飼いの移動に同行した経験をもとに、その生活を民族誌にまとめたものである。いったい彼らはいかに移動し、家畜を飼養し、移動する先でどのような人と関わるのだろうか?彼らの資源利用と社会関係について明らかにしてゆく。
目次
第1章 序論:ヒマラヤ地域における羊の牧畜
第2章 移動の舞台、羊飼いの母村、および羊の牧畜の形態
第3章 家畜飼養の技術と畜産物の利用
第4章 移動と放牧をめぐる羊飼い同士の社会関係
第5章 放牧地をめぐる対外関係とその変化
第6章 村の社会・経済変化と羊飼いの選択肢
第7章 結論
補稿
資料
著者等紹介
渡辺和之[ワタナベカズユキ]
1969年埼玉県生まれ。富山大学人文学部、金沢大学大学院文学研究科を経て、総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程退学。博士(文学)。現在立命館大学非常勤講師。国立民族学博物館共同研究員。専攻文化人類学、環境人類学、人文地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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