出版社内容情報
20世紀初頭のアルメニア人虐殺はなぜ起こったのか? テュルク政府はなぜ加害事実を認めないのか? 文化と民族の十字路・アルメニア高原の歴史を繙き、ペルシャ、テュルク、モンゴル、ロシアら大国の脅威に抗して生き抜いてきたアルメニア民族の姿を伝える。
はじめに
第一章 アルメニア人ジェノサイドの実態
1 忘れえぬ恐怖の記憶
2 ジェノサイドの背景と実態
3 生き証人・目撃者の証言
4 ジェノサイドを引き起こしたもの
第二章 アルメニア高地の歴史
1 古代アルメニアの王国と文化
2 キリスト教の受容と文化の発展
3 中世王朝の盛衰
4 モンゴル帝国とキリキアのアルメニア
5 テュルク、ペルシャ、ロシアによる支配
6 内憂外患のオスマン帝国下で
7 アルメニア人の民族的覚醒
第三章 第一次世界大戦とアルメニアの命運
1 列強によるオスマン帝国分割策動
2 ローザンヌ条約
3 アルメニア国の命運
第四章 ジェノサイドをめぐって
1 法廷で判明したこと
2 テュルク史のタブー
3 「ジェノサイド発令」から九〇年、いま問われるもの
終 章 世界のアルメニア人コミュニティ
あとがき
アルメニア史対照年表
索引
目次
第1章 アルメニア人ジェノサイドの実態(忘れえぬ恐怖の記憶;ジェノサイドの背景と実態;生き証人・目撃者の証言;ジェノサイドを引き起こしたもの)
第2章 アルメニア高知の歴史(古代アルメニアの王国と文化;キリスト教の受容と文化の発展;中世王朝の衰退;モンゴル帝国とキリキアのアルメニア;テュルク、ペルシャ、ロシアによる支配;内憂外患のオスマン帝国下で;アルメニア人の民族的覚醒)
第3章 第一次世界大戦とアルメニアの命運(列強によるオスマン帝国分割策動;ローザンヌ条約;アルメニア国の命運)
第4章 ジェノサイドをめぐって(法廷で判明したこと;テュルク史のタブー;「ジェノサイド発令」から九〇年、いま問われるもの)
終章 世界のアルメニア人コミュニティ
著者等紹介
中島偉晴[ナカジマヒデハル]
1939年東京・目黒の生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。産業団体勤務・定年退職。国際政治経済、ソ連論、コーカサス地域を研究。1980年以来アルメニアを12回訪問。1984年日本アルメニア研究所設立。1984、87年テュルク領アルメニア高地訪問。1993、98年ナゴルノ、カラバフに入る。2000年和光大学オープンカレッジ講座「アルメニアの民族・文化、歴史」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sasha
印度 洋一郎
Arte
MORITA
宵子