年表で見る韓国の歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 466p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784750321868
  • NDC分類 221.003
  • Cコード C0022

出版社内容情報

韓国の歴史を一目でわかるように、年表で整理し概観する新しい歴史書。主要な史実に関しては、文章により日誌や年報のかたちで豊富な写真とともに詳細な説明を加えた。

1、先史時代
2、三国時代
3、南北国時代
4、後三国時代
5、高麗時代
6、朝鮮時代
7、開港期
8、日帝時代
9、分断時代

韓国・朝鮮行政図
索 引
翻訳を終わって
参考にした文献

出版に当たって
 歴史を教え、研究して長くなりました。その時々、知らないことだけでなく、理解しがたい点も多く、このような本が出版され、筆者だけでなく、関連あるみんなの参考になればどんなによかろうかという考えを何度も持ちました。実際、そのような書籍が、近ごろ、相当に出版されて、歴史理解に大きな助けとなっているのは事実です。しかし、依然として期待通りでないのを認めざるを得ません。その間に、人文学の状況が知識情報社会の展開とともに大きく変化しています。それによって、歴史学界でも少なくない変化を強要されているのが我々の現実です。「強要」というのは、歴史学の大衆化に、もう少し関心を持たねばならないということです。これまでの研究成果を新しく再構成したり、新しい領域を開拓した論著があふれているのは、その結果であることに間違いありません。本書を世に問うようになった意図がまさにここにあるのです。
 この本は、5千年の韓国史を年表で整理したものです。国史年表を紹介した本は2、3種程度あります。単純に年表だけを羅列したものがあり、幾つかの重要年表に関する説明をしたものがあり、韓国史を理解するのに役立つものとなるのは事実です。そ人で新しく再構成するということがまず大変でした。又、執筆過程で新しいことを沢山知りましたが、間違って紹介されたことも少なくなかったことを発見しました。しかし、その多くのことを一つ一つ確認することが非常に困難でした。このような困難のため、不本意に漏れたり、誤って記載されたものもあると思われます。その点に関しては、後に補完しようと思います。読者のみなさんの多くの指摘をお願いします。
 このように出版しましたので、一面は満足しながらも、一面では限り無く心残りがします。しかし、この程度の本を世に出すことができたのは、みなさんの激励と愛情があったからと言わなければなりません。いつも、健康を保てといいながら、研究の場を配慮してくれた父母、妻のご両親、妻、息子と娘に感謝しています。特に、学位を受けた息子の後ろ姿だけを、心を痛め気をもみながら、数年間、眺めて来られた両親と、家長としての役割を十分に果たせないでいる夫・父の机だけを眺めながら、ひょっとしたら研究の妨害にならないのかと、注意しながら生活をしてきた妻と息子・娘に敬意をもって感謝します。そして、筆者の研究を指導し、進路を適正にしてくださった尹煕勉(ユンヒミョン)教授

内容説明

この本は、5千年の韓国史を年表で整理したものです。筆者は本書で、悠久のわが歴史を一目で見ることができるように年表で整理して見ました。そして、主要な史実に関しては、文章で日誌や年報の形態で、写真とともに詳細な説明を付け加えました。テーマ別または事案別に年表も多様に示し、それにとどまらず、韓国史を体系的に学習するのに役立つようにしました。

目次

1 先史時代
2 三国時代
3 南北国時代
4 後三国時代
5 高麗時代
6 朝鮮時代
7 開港期
8 日帝時代
9 分断時代

著者等紹介

金徳珍[キムトクチン]
全南大学大学院史学科(文学博士)。光州教育大学教授

藤井正昭[フジイマサアキ]
1940年、熊本県葦北郡湯浦村(現芦北町)に生まれる。1963年、九州大学文学部史学科(東洋史専攻)卒業。鹿児島県・佐賀県の公立高校教員を30余年、その間、佐賀県高等学校教職員組合専従役員(教文部長、副執行委員長)。1997~98年度、九州大学文学部朝鮮史研究室で研究生として日本の朝鮮支配、特に植民地時代の同化・皇民化教育について調査・研究。1993年以来、「韓国平和の旅」を企画・実行(佐賀県高教組・同青年部・九州平和教育研究協議会・唐津革新懇談会などで6回+α)。その他、韓国旅行・調査の案内など。現在、翻訳などをしながら韓国・朝鮮史を研究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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