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中国の暮らしと文化を知るための40章

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750320809
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0336

出版社内容情報

悠久の歴史の底流を流れる中国人の広くて深い生活世界とはなにか。酒をどう飲み、年賀に何を託すのか。コオロギの戦いに血道を上げ…。激しい戦争や革命の波をこえて生き続ける文化を知る。

まえがき
1 暮らしに根づくこだわり
第1章 世界一食にこだわる人びと(伊藤正)
第2章 中国人の酒と酒文化(鈴木博)
第3章 茶の歴史と今(鈴木博)
第4章 「海八珍」と中国人(竹田純一)
第5章 中国性愛の詩心――(邱海涛(納村公子訳))
第6章 おもしろ年画の技(わざ)(樋田直人)
第7章 神仙思想のルーツ(吉元昭治)
第8章 メンツ理論で解く中国人の不思議な行動(佐藤嘉江子)
第9章 中国人を虜にした「闘うコオロギ」(瀬川千秋)
第10章 「清明上河図」の楽しみ方(二角建太郎)
第11章 青花磁器はなぜ、どのように生まれたのだろう(竹田知代)
第12章 中国庭園の美(樋田直人)
2 生活にとけ込む楽しみ
第13章 神々の歴史小説『封神演義』(八木原一恵)
第14章 わらべ唄からみる生活の風景(星野孝司)
第15章 二胡の起源と音色の秘密(鈴木秀明)
第16章 庶民と京劇(金田直次郎)
第17章 雑技の成り立ち(工藤圀房)
第18章 中国仏像の歴史と発掘事情(堀進)
第19章 紫禁城左回廊を行く(松本英子)
第20章 中国象棋の由来と伝承(加藤貞敏)
第21章 中国絵画の転換期、宋代の絵画枝)
第38章 暮らしを映す北京の胡同(山岸清子)
第39章 中国語の中の外来語(佐藤嘉江子)
第40章 中国のお墓と死者たち(窪徳忠)
あとがき

まえがき――より中国を知るために
 この本は、現在目まぐるしく変化する中国と、それでも依然として変わらない古い中国を身近な話題や出来事から知っていただくために編集しました。
 戦後、中国と日本が国交を回復してから三〇年以上、今では日本から年間二五〇万人という観光客が中国を訪れています。そのための多くのガイドブックが出版され、観光地の案内やいわれ、簡単な歴史が要領よくまとめられています。しかし、実際に旅行に出かけてみて、名所や旧跡だけではなく、街角で見かけた風景や出来事に、「もう少し詳しく中国を知りたい、ふつうの人びとはどんな生活をしているのか、どのような歴史の中からそうした暮らしぶりや考え方が生まれてきたのか、文化のもとを知りたい」と思われた方も多いことでしょう。
 本書は、そのような方々に、激変する中国のさまざまな現象、そしてまた連綿と受け継がれた伝統の両面を知っていただくための本です。
 中国は多民族国家です。それぞれの民族に歴史があります。中国の領土も古来大きくなったり小さくなったりしています。統治した民族も漢民族ばかりではありません。そういった意味では、中国はたんに「国」というにはあまりにも大

目次

1 暮らしに根づくこだわり(世界一食にこだわる人びと;中国人の酒と酒文化 ほか)
2 生活にとけ込む楽しみ(神々の歴史小説『封神演義』;わらべ唄からみる生活の風景 ほか)
3 伝統に生きる広がり(漢民族と少数民族;西南少数民族のしぐさの世界 ほか)
4 日常をつなぐいとなみ(日中ビジネスと中国人の胸算用;世界に拡散する華人と中国経済 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bitotakeshi

0
どうにもわかりづらいわ浅いわでこのシリーズはもう読まないと思う。2016/02/20

かずら

0
中国における文化をテーマごとに短くまとめた本。このシリーズは何冊か読んでいるが、一番面白かった。特に好きなのがわらべ歌の章。なんて子どもらしくない曲なんだ。それから外来語の話も面白い。だんだん翻訳に手を抜くようになるのは日本と同じだ。エッセイ的に軽く読めるものが多く、その分資料的な意味では薄味かもしれない。しかしこれなら中国についてちょっと知りたい人にも勧められる。もちろん真面目な章もたくさんあります。2013/05/14

つやつやはくまい

0
トピックが広範に渡り1個1個集中して読むのが大変。興味を持ったネタをつまみ食いする形で読んだ。初版2005年とのことで若者の話はやや古くなっているだろうなと思う。2021/02/09

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