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世界民族モノ図鑑

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  • サイズ A5判/ページ数 302p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750320120
  • NDC分類 389
  • Cコード C0639

出版社内容情報

世界の人々が生み出した、「みんぱく」所蔵の様々な「モノ」を約140点を集め、文化人類学者の興味深い体験談をちりばめながらわかりやすく解説する。実用的な用途、象徴的な意味合いもさることながら、その意表をつく形のおもしろさも楽しめる一冊。

まえがき〔松園万亀雄〕
『世界民族モノ図鑑』エリア・マップ
1 身につける
ウリチ族の女性用晴れ着/クリールアイヌの鳥皮衣/クリールアイヌの腰帯/トリンギット族の儀礼用マント/ニヴフのアザラシ皮上衣/マオリの外套/ルカイの衣服/モンゴルの頭飾りと髪飾り/オーストラリアの真珠貝のペンダント/アイヌの首飾り/モンゴルの男性用長靴と靴下/フランスの女性用木靴/バイニング族の仮面/メキシコのトラ仮面
コラム1 ティンガティンガ
2 たべる・いれる
ニューギニアの食物貯蔵用土器/アベラム族の装飾土器/ピーロ族の土器/アコマの彩色文土器/ティモール島の彩色土器/ペルーのかざりヒョウタン/カメルーンのヒョウタン製容器/ニューギニアの食物用木鉢/古代アンデスの酒器/彝(イ)族の漆器/イスファハンの大やかん/イランの托鉢用鉢/ナナイ族のシラカバ皮製容器/アイヌの煙草(たばこ)入れとキセル差し/ウイルタの煙草(たばこ)入れと財布/アンデスのコカいれ袋と腰帯/レガ族の呪医の薬袋/カプシキ族の小物いれ/セネガルのブリキ製かばん
コラム2 サルワの板絵
3 はたらく・たたかう
イランの天秤(てんびん)ばかり/フィンラルギスのじゅうたん/エジプトの装飾ランプ/エチオピアのインジェラ用テーブル/フォン族の壁かざり/ラム島のイス
コラム5 イヌイットのタペストリー
6 うまれる・とつぐ・とむらう
カヤン族の赤ん坊背負い具/朝鮮半島の子ども用晴れ着のたびと靴/ノルウェーの乳母車/イアトムル族の仮面/クバ王国の仮面/ペンデ族の仮面/ズールーのビーズ製ケープ/グジャラートの花嫁衣装/タジクの花嫁衣装/韓国の婚礼衣装/ボルネオ島の婚礼用肩かけ籠/北西インドの婚礼用刺しゅう飾り/マランガン彫刻/ニューアイルランド島の仮面/沖縄の厨子甕(ずしがめ)/トバ・バタック族の柩(ひつぎ)/ルーマニアの墓標
コラム6 毛糸絵「聖地ウィリクタへの旅」
7 のる・いどうする
ヤミ(タオ)の舟/マドゥラ島の漁船/サンタン船/カナダの丸木舟/ブーゲンヴィル島の櫂(かい)/トロブリアンド諸島のカヌー船首飾り/ヤムナ島のカヌー船首飾り/タイの牛車/フィリピンの乗り合いバス、ジープニー/インドのオート・リキシャ
コラム7 砂絵「七人姉妹の物語」
8 いのる
インドの山車(だし)/ジャガンナータの山車(だし)/踊るシヴァ神像/ブータンの携帯用仏壇

まえがき
 『月刊みんぱく』は、創刊号から二〇〇四年三月号まで、国立民族学博物館(みんぱく)の所蔵品を中心にしたさまざまな「もの」の表情を表紙にしてきました。
 そこには、世界の人びとの手になるおおらかで素朴なもの、精妙な技法がつくりあげた細工品など、豊潤な色調の造形美が雅趣あふれる写真で紹介され、雑誌の顔になってきました。
 それぞれの写真には、文化人類学者のくわしい解説がついています。「みんぱく」を中心とする文化人類学者たちが、現地での興味ぶかい体験談をちりばめながら、それがどの社会のどんな人によって制作され、どのようにつかわれてきたのか、実用的な用途、象徴的な意味合いなどを、わかりやすく解説しています。これらの写真と解説を『月刊みんぱく』の表紙の役目だけで終わらせてしまうのは、じつに惜しい。
 ひとつひとつの展示標本が実際に作られ、つかわれた現場を想像してみましょう。すると、その「もの」から人の暮らしのありようがパノラマのようにわたしたちの心に向けて放射されてきます。博物館というのは、たずねたこともない、ちょっとしか知らない遠くの人々の人生について、わたしたちの想像力を鍛錬してくれる場なのです。

内容説明

『月刊みんぱく』の創刊号から二〇〇四年三月号までの表紙に使われた所蔵品の中から140点を選び解説した図鑑。

目次

1 身につける
2 たべる・いれる
3 はたらく・たたかう
4 かなでる・あそぶ
5 すまう
6 うまれる・とつぐ・とむらう
7 のる・いどうする
8 いのる
9 魔をはらう

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真竹

4
国立民族学博物館の収蔵品を、用途ごとに分類し紹介した本。種類の豊富さはさすが民博。強いて言えば、写真はぜひカラーにしていただきたかった。2015/09/13

naoto

1
世界中の民族伝統の?モノたち。メトロポリタンや自然史博物館での展示で興味が出てきたので借りてきた。歴史は歴史でも、こういう生活史的なのもいろいろ知りたい。2015/02/08

かずら

1
いろんな国のアイテムを民俗学の面から語る図鑑。国立民族学博物館に行きたくなった。この本はカラーではないので、色彩が気になる。民俗学の本を読むたびに思うことは、私たちが歴史とか文化とか思っているものが、最近作られたものにすぎないのだということ。物語は多数派によって作られ、少数派の物語は顧みられることなく衰退していく。だからといってマイノリティに今からなれるわけでもないので、あまりセンチメンタルになっても本質を見失う。2013/03/16

こぐま

0
国立民族学博物館の展示物をピックアップして紹介されている。全ページカラーではないのが残念だが、家で博物館にいるような気分になれる。2019/02/03

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