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実践 韓国語中級会話―ミョンスの日本旅行記

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  • サイズ B6判/ページ数 133p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750319605
  • NDC分類 829.178
  • Cコード C0087

出版社内容情報

韓国からやってきた友だちミョンスに日本の観光地、食べ物、文化をどうやって伝えていくのか。さまざまな場面を想定して会話する楽しい中級会話実践編。

1 下関国際ターミナルにて
2 下関駅にて(1)――ふぐ
3 下関駅にて(2)――アサガオ、和太鼓
4 新幹線のホームにて(1)――新幹線
5 新幹線のホームにて(2)――元号、天皇
6 新幹線の中で(1)――冷戦時代の地図
7 新幹線の中で(2)――地域感情
8 新幹線の中で(3)――方言、地域の特色
9 新幹線の中で(4)――お弁当
10 京都に着いて――交通、高校生
11 定期観光バスに乗って(1)――学生時代
12 定期観光バスに乗って(2)――飲酒、魚の食べ方
13 定期観光バスに乗って(3)――舞妓
14 旅館で――風呂、漢字
15 映画村で(1)――扮装
16 映画村で(2)――食事のマナー
17 映画村で(3)――演劇、歌舞伎
18 広隆寺にて――渡来人、路面電車
19 茶道――茶道の歴史、マナー
20 本屋へ――ストリートミュージシャン、学級委員、サッカー
21 牛丼屋で――金券ショップ、金利
22 新京極で――土産
23 金閣寺で――金閣寺、銀閣寺、建築様式、宗教観
24 帰りの新幹線で――地震、政治、日本人の意識
25 帰路――日本の男性、女性の意識
あとがき

あとがき

 「中級向けの韓国語教材を作りたい」と名古屋の韓国語教室・ハングル語学堂で言った時、経営者でこの本の監修者・金大年(キム・デニョン)氏は一瞬、絶句した。無理もなかった。当時の私は授業の前に1時間、先生を質問責めにするほど勉強熱心だったが、過去形や連体形の作り方もわかってない、やっと中級レベルに入ったばかりの生徒だったのだ。
 大学教授でもないのにそんなことできるだろうか-と私自身思わないでもなかったが、とにかく知りたいのにどの本にも出て来なかった表現を盛り込んでダイアローグを書き始めた。
 とはいえ、実力のない私のこと、辞書や他の教材をひっくり返して訳文を作っても「この場合、ニュアンスが違う」「今ではこの表現はあまり使わない」と、5人の先生に見せれば5通りに直されるし、先生や本によって表記の仕方が違ったりして、どれを採用すればいいかわからないことも多々あった。また、執筆の途中、「ああ疲れた、ちょっと休みたい」と思っても、何かが私の手を取って「もう少し! あと3ページ!」と続きをやらせるような感じで、途中でやめられないこともしょっちゅうだった。-「解体新書」を翻訳した杉田玄白や前野良沢も、こくる」ということも身をもって学ぶことができました。それもこれもみなさんの「想い」=向学心のおかげと深く感謝しております。この本が少しでもみなさんの韓国語学習のお役に立てれば幸いです。

2004年6月 著者

内容説明

私とイ・ミョンスは2002年の4月に日韓交流サイトで知り合い以後、毎日のようにメールをやりとりしてきた。ミョンスは釜山に住む、コンピューター専門高校の2年生。日本語が得意で『るろうに剣心』、『バガボンド』などの日本の漫画やX‐JAPANやLuna Seaのような日本のロックが好きな少年である。彼は8月に友人のチョ・ヒョン一家と東京へ来る予定だったが、都合により1人で来ることになった。船で下関に来るミョンスを迎えに行き、私は「着物を着てみたい」と言う彼のために京都を案内することにした。

目次

下関国際ターミナルにて
下関駅にて(ふぐ;アサガオ、和太鼓)
新幹線のホームにて(新幹線;元号、天皇)
新幹線の中で(冷戦時代の地図;地域感情;方言、地域の特色;お弁当)
京都に着いて―交通、高校生
定期観光バスに乗って(学生時代;飲酒、魚の食べ方;舞妓)
旅館で―風呂、漢字
映画村で(扮装;食事のマナー;演劇、歌舞伎)
広隆寺にて―渡来人、路面電車
茶道―茶道の歴史、マナー
本屋へ―ストリートミュージシャン、学級委員、サッカー
牛丼屋で―金券ショップ、金利
新京極で―土産
金閣寺で―金閣寺、銀閣寺、建築様式、宗教観
帰りの新幹線で―地震、政治、日本人の意識
帰路―日本の男性、女性の意識

著者等紹介

西上鈴江[ニシガミスズエ]
1971年生まれ。名古屋市出身。京都外国語大学英米語学科卒業。2001年に映画「JSA」を観てから韓国語に興味をもち、学習を始める。独学で初級レベル修了後、適当な中級テキストがなく手さぐり状態で学習を継続。本格的な学習から5カ月後、中級レベルで日本を紹介できるテキストの必要性を感じ、本を執筆。その後も一学習者の立場からテキストを製作している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。