出版社内容情報
2003年3月の米英によるイラク武力行使から1年。戦争の正当性を主張する米英に対し、イラク戦争の「大儀」の有無、大量破壊兵器保有との判断の合理性と安保理決議、周辺国における影響、6月末の暫定政権への主権移譲後の課題と展望を第一線の研究者が考察。
巻頭言（山内 昌之）
第1部 イラク戦争をめぐって
ポスト・イラク戦争の課題（栗山 尚一）
日本・アラブ対話と大中東構想 日米同盟と中東外交の共存をはかるために（山内 昌之）
サッダーム・フセインの統治と戦後のイラクの状況（大野 元裕）
クルドの道（勝又 郁子）
イラク復興と中東情勢（多田 利雄）
「宗派間戦争」を謀るアルカーイダの「イラク担当」（藤原 和彦）
中東における日本の位置付け（小早川 敏彦）
第2部 イラク戦争と周辺国
イラク戦争とサウジアラビア（保坂 修司）
イラク戦争とクウェイト（竹内 良知）
イラク戦争後のヨルダン（北澤 義之）
イラク戦争とシリア（高岡 豊）
イランとイラク戦争・占領統治（松永 泰行）
イラク戦争後のトルコ 二項対立を超越した外交戦略（内藤 正典）
イラク戦争の中東和平への波紋（中島 勇）
第3部 イラク戦争関連資料
大量破壊兵器関連データ（２００１・９・１１以降―開戦前まで）
大量破壊兵器関連データ（開戦後）
イラク戦争に関する各国の動き＝フランスの対応
イラク戦争に関する各国の動き＝ロシアの対応
目次
第１部 イラク戦争をめぐって（ポスト・イラク戦争の課題；日本・アラブ対話と大中東構想―日米同盟と中東外交の共存をはかるために；サッダーム・フセインの統治と戦後のイラクの状況；クルドの道；イラク復興と中東情勢；「宗教間戦争」を謀るアルカイーダの「イラク担当」；中東における日本の位置付け）
第２部 イラク戦争と周辺国（イラク戦争とサウジアラビア；イラク戦争とクウェイト；イラク戦争後のヨルダン；イラク戦争とシリア；イランとイラク戦争・占領統治；イラク戦争後のトルコ；イラク戦争の中東和平への波紋）
第３部 イラク戦争関連資料
