出版社内容情報
なぜ、売春は法に触れるのに買春する側が問われないのか。キーセン観光、慰安婦問題、子ども買春など、さまざまな問題に取り組んできた著者が展開するセックスワーク論批判。
1章 買春ツアー(来日女性)の構造――日本の性侵略
1 妓生観光を告発する――その実態を見て
2 海外“買春”旅行をゆるすな
3 日本の“性侵略”を恥じる――「キーセン観光」反対の運動から
4 買春構造を撃とう
5 タイ・インドネシアを訪ねて
6 そごうの観光買春を告発する
7 裁判勝訴に思う
8 『出版倫理とアジア女性の人権』あとがき
9 日本企業の集団買春――三〇年前といま
2章 慰安婦問題と人権――アジアとの連帯のために
1 従軍慰安婦問題――主権者としてのとりくみ
2 挺身隊問題――アジア連帯会議に出席して
3 強制軍隊“慰安婦”問題と教育
4 強制軍隊“慰安婦”問題――ゆるしに応えるために
5 日本軍「慰安婦」問題と民間基金構想
6 第五回日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議 報告
7 「慰安婦」問題の立法による解決を!
8 ソウル国際シンポジウムに出席して
3章 売春防止法の精神――生と性の確立を
1 業者の転業より保護厚生に重点を――売春防止法成立に思う
2 沖縄の売春
3 ともに歩みて
4 売買春と法律――売なえる――日本社会の性現象のなかで
2 女から見た”性”犯罪の諸相
3 婦人運動のなかで
4 男と女の古いかかわりが生んだもの
5 女の性に貞操保護法は必要です
6 宇野前首相の買春問題―主権者の行動から
7 女性解放運動の継承をねがって――私のフェミニズム論
7章 女性差別と売買春――女性解放の原点
1 売春=性差別の極限
2 売春を生み出すもの――現代の廃娼運動へ
3 性差別と婦人対策の改革を
4 おいらんショーを文化と呼ぶな――買春構造打破のために
5 現代社会と売買春
6 セックスワーク論、権利派に反対する
7 私のバイシュン否定論
あとがき
初出一覧
目次
1章 買春ツアー(来日女性)の構造―日本の性侵略
2章 慰安婦問題と人権―アジアとの連帯のために
3章 売春防止法の精神―生と性の確立を
4章 女性福祉と性―女性の権利拡大のために
5章 子どもの性―人権の確立を
6章 女性の人権と性―女と男の関係性から
7章 女性差別と売買春―女性解放の原点
著者等紹介
高橋喜久江[タカハシキクエ]
1933年東京に生れ戦時疎開で鳥取県日野町にくらす。1955年お茶の水女子大学文教育学部卒業。57年同専攻科修了。同年財団法人日本基督教婦人矯風会に就職。73年発足の売春問題ととりくむ会事務局長を兼務。2004年5月まで日本キリスト教婦人矯風会会長。売買春問題ととりくむ会事務局長
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