出版社内容情報
辞書にも、イデオロギーにもとらわれず、ジェンダーをもこえた革命的韓国語学習書。
「アタックする」「化粧ののりがいい」「しらふ」「パシリ」「持ちが悪い」「文字化け」……、さて、韓国語で何というか?
監修にあたって(野間秀樹)
まえがき
1 場面別――あんな表現,こんな表現
食生活
食べて飲んで
料理バンザイ
人間関係
友人たち
恋愛
あかちゃんといっしょ
とっさのひと言
挨拶・相槌
日々の暮らし
身だしなみ
日常のできごと
体調
身近な小物たち
住まう
お天気
学びの周辺
大いに学び
コンピュータ・コピー
趣味生活
そして大いに遊ぶ
運動しましょ
写真
クルマ
芸能・お笑い
神さま仏さま
趣味別題
経済生活
なんといってもお金
2 暮らしてみると
暮らしのひと言
3 おまけ
新聞・ニュース
方言,好っきゃねん
時代劇を観る
日本語式漢字語
いつかどこかで
索引
監修にあたって
野間秀樹
韓国語を学んでおられる方,あるいはまた韓国語を常日頃から用いておられる方々なら,この『韓国語アップグレード もぎたてのソウルマル』と題された本書のどこを開いても,思わずうなずきながら読み進められるに違いない.逆に,日本語を学んでおられる韓国語母語話者の方々が読んでも,面白いであろう.本書は,今生きている韓国語,とりわけソウルことばを,これでもかとばかりに観察し,描ききった快著である.
本書は著者の観察した韓国語のありのままの姿を描いた.それらのほとんどは辞書や学習書では得ることのできないものである.辞書にはこうあるが,実はこんなふうに言われているといった記述が,あちこちに散りばめられて,生きた韓国語に触れたいと願う人々にとってはもちろん,あるいは韓国語の中で生活しておられる方々でさえ,日常何気なくやりすごしてしまっている韓国語と日本語の違いを目のあたりにして,思わず膝を打つに違いない.
著者の立場は言語についての観察に徹底していて,極めて抑制が効いている.自分の狭い経験をいたずらに拡大して,日韓文化論のようなものを展開などという愚かなことはしない.どこまでも言語に
目次
1 場面別―あんな表現、こんな表現(食生活;人間関係;日々の暮らし;学びの周辺;趣味生活;経済生活)
2 暮らしてみると(暮らしのひと言)
3 おまけ
著者等紹介
中西恭子[ナカニシキョウコ]
和歌山県出身。一橋大学卒業後、出版社勤務を経てフリーに。この間趣味で始めた朝鮮語を本格的に学ぶべく、1999年春、東京外国語大学大学院に進む。同大学院で修士を取得したのち、ソウル大学に留学。2003年に同大学院国語国文学科博士課程を修了し、現在、学位論文執筆中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。