出版社内容情報
1986年社会主義国ベトナムはなぜドイモイ(刷新)経済を採択したのか。日本、米国で経済学を学び、南越時代は政財界で豊富な実務経験を重ねた著者が、その経緯、現状と課題について、特に金融・教育改革の面から鋭く分析した、今後の経済動向を知る必携の書。
第1部
第一章 一九七五年以前の計画経済システムとその実績
1 背 景
2 計画経済
第二章 ドイモイの経済政策:理論的分析
1 ドイモイの形成――ベトナムの新しい経済政策
2 経済理論と発展モデル
3 根本的経済改革としてのドイモイ
4 ドイモイは移行期の経済管理モデルたり得るか?
第三章 ドイモイ政策の歴史的背景
1 一九四五年八月革命
2 ディエンビエンフーにおける勝利
3 各党大会における経済戦略と政策
4 ドイモイの新しい経済政策
5 第六回党大会とドイモイの新経済政策
6 新たな管理メカニズムの模索
第四章 ドイモイの成果
1 ドイモイの社会的政治的背景
2 ドイモイの目的に関する解釈
3 ドイモイと第六回党大会
4 セクター政治
5 政治的多様性と広範な共通利益
6 数量上の経済的変化
7 おわりに
第2部
第五章 金融セクターの現状と課題
1 概 観
2 マクロ経済状況と地域金融危機
3 問題点と争点
4 銀行改革の課題
5 結 論
第六章 教育・人材育成に関する考
目次
第1章 一九七五年以前の計画経済システムとその実績
第2章 ドイモイの経済政策:理論的分析
第3章 ドイモイ政策の歴史的背景
第4章 ドイモイの成果
第5章 金融セクターの現状と課題
第6章 教育・人材育成に関する考察
第7章 新千年紀におけるドイモイの拡大
著者等紹介
グエン・スアン・オアィン[グエンスアンオアィン][Nguyen Xuan Oanh]
京都大学経済学部卒、ハーバード大学経済学博士。エコノミスト
白石昌也[シライシマサヤ]
東京大学教養学科卒業、同大学院博士課程修了、博士(学術)。大阪外国語大学助教授、パリ大学客員研究員、横浜市立大学教授を経て、1999年より早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授
那須川敏之[ナスカワトシユキ]
創価大学法学部卒、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修士課程修了後、2001年より同博士後期課程進学、2003年より早稲田大学アジア太平洋研究センター助手
本多美樹[ホンダミキ]
成蹊大学文学部卒、(株)ジャパンタイムズ編集局勤務、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修士課程修了後、2001年より同博士後期課程進学
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感想・レビュー
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