出版社内容情報
1970年代以降、激動の中東情勢において小国シリアはなぜ存在意義を示せたのか?外務省の中東専門担当員として30年以上中東を研究し、8年半に及ぶシリア滞在の経験を持つ著者が、アサド大統領の外交手腕を軸に、膨大な文献・資料を基に検証する。
序 なぜ今アサド外交か
第一章 アサド政権および外交政策
一 アサド政権の誕生
二 長期・安定政権の構築
三 外交の目標――政権の正当性を支える理論武装
第二章 アサド外交の特徴と背景
一 戦略的均衡と軍備拡大
二 強硬な主張と現実的対応
第三章 重要課題との取り組み
一 中東和平プロセス
二 レバノン内戦
三 イラン
四 イスラム
あとがき/参照資料/付録
目次
序 なぜ今アサド外交か
第1章 アサド政権および外交政策(アサド政権の誕生;長期・安定政権の構築 ほか)
第2章 アサド外交の特徴と背景(戦略的均衡と軍備拡大;強硬な主張と現実的対応)
第3章 重要課題との取り組み(中東和平プロセス;レバノン内戦 ほか)
著者等紹介
夏目高男[ナツメタカオ]
1968年、外務省入省。在バハレーン、レバノン日本大使館臨時代理大使、外務省中近東第1課地域調整官、パレスチナ選挙ガザ日本監視団団長、外務省経済協力局技術協力企画官、衆議院国際部渉外課長。2002年4月より神戸大学大学院国際協力研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。