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出版社内容情報
紛争の絶えない中東アラブ世界の原因を探る上で欠かせないアラブ人の価値基準や行動原理。本書はアラブで生まれ育った国際的人類学者が、歴史、文化、宗教などの背景を通し、アラブ人の気質と性格など本質的な特性を明かにしたロングセラーである。
アラブ理解の名著―訳者まえがき
だれがアラブ人か―プロローグ
1 感情と反応―個人としてのアラブ人
緊密な相互依存/恥を気にする社会/争いを生む風土・その戦闘性/エモーショナリズム/無限の自制心/尊大と誇張/プライドと柔軟性/もてなしの戒律/愛と憎しみの共存
2 アイデンティティと忠誠心―集団としての政治意識
個人主義と社会意識/国家意識の発展過程/アラブ社会の階級制度
3 アラブ人の生き方―慣習・宗教・イスラム文化
伝統と宗教/習慣と宗教の結合/マホメット以前の産物/深刻な人生観/宿命・運命・諦念/禁欲主義/二つの理想像
4 アラブ人の心―異質文化への拒否反応
言葉と詩/アラブ人の精神生活/近代科学への知的反応
復活する世界の十字路―エピローグ
内容説明
アラブ人の気質と性格、個人と集団の行動原理を理解するための必読書。
目次
1 感情と反応―個人としてのアラブ人(緊密な相互依存;恥を気にする社会 ほか)
2 アイデンティティと忠誠心―集団としての政治意識(個人主義と社会意識;国家意識の発展過程 ほか)
3 アラブ人の生き方―慣習・宗教・イスラム文化(伝統と宗教;習慣と宗教の結合 ほか)
4 アラブ人の心―異質文化への拒否反応(言葉と詩;アラブ人の精神生活 ほか)
著者等紹介
ハマディ,サニア[ハマディ,サニア][Hamady,Sania]
米国ロングアイランド大学社会人類学教授。レバノン生まれのアラブ人。中東で育ち、アラブ各国に住んだのちアメリカに留学。マイアミ大学助教授を経て、74年よりロングアイランド大学教授
笠原佳雄[カサハラヨシオ]
東京生まれ。1956年早稲田大学政治経済学部卒業後、東京新聞に入り、主に外報部に勤務。ベイルート、テヘラン、中東移動特派員などをつとめ、アラブ・中東問題の取材と報道に当たった。91年から98年まで英国暁星国際大学教授としてロンドン郊外レディングに在住。帰国後はフリーライター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。