明石ライブラリー<br> ジェンダーの政治経済学―フィリピンにおける女性と性的分業

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明石ライブラリー
ジェンダーの政治経済学―フィリピンにおける女性と性的分業

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750312477
  • NDC分類 366.38
  • Cコード C0336

出版社内容情報

性的分業,差別の再生産構造を,フィリピンにおける女性の経験を対象に考察。植民地化された過去の経験と,世界的政治経済システムでの従属的地位,その中でのジェンダー関係を詳細に検討した労作。

第一部 論考の概要
 第1章 セックス,ジェンダー,社会
 第2章 ジェンダーと政治経済
 第3章 セクシュアリティ,イデオロギー,文化習慣
第二部 フィリピンにおける性的分業-植民地化以前と植民地化の遺産
 第4章 スペイン植民地化以前
 第5章 スペイン統治下のフィリピン-当初の数世紀(1521-1750年)
 第6章 スペイン統治最後の150年間-輸出産品の増大と経済の商業化
 第7章 米国統治下のフィリピン-1901-42年,1945年-46年
第三部 独立後(1946-89年)の性的分業
 第8章 労働,賃金,イデオロギーと女性の対応-概観
 第9章 女性労働-現代の状況(1)
 第10章 女性労働-現代の状況(2)
 第11章 階級,家族,国家,開発
第四部 ジェンダーと社会変革
 第12章 女性の従属-現代および歴史上の形態

内容説明

本書の焦点は、セックスと政治経済の特定の関係、つまり、労働における性的分業である。それは社会の中で、性を基準としてどのように仕事が割り振られるかということである。性的分業は、単に仕事の区分だけではなく、男女に与えられる価値、地位、権力の差異でもある。それは経済的な分類であり、政治的な区分でもある。本書は、性的分業を社会生活の多様な局面や、都市や地方、家族や政府、資産取引、商業、テクノロジーというさまざまな形態において検討している。特に注意が向けられているのは、フィリピン女性の経験である。

目次

第1部 論考の概要(セックス、ジェンダー、社会;ジェンダーと政治経済 ほか)
第2部 フィリピンにおける性的分業―植民地化以前と植民地化の遺産(スペイン植民地化以前;スペイン統治下のフィリピン―当初の数世紀(1521‐1750年) ほか)
第3部 独立後(1946‐89年)の性的分業(労働、賃金、イデオロギーと女性の対応―概観;女性労働―現代の状況 ほか)
第4部 ジェンダーと社会変革(女性の従属―現代および歴史上の形態)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomomi Hori

0
網羅型もつっこみは深くない。フィリピンの女性の労働についての論点は網羅されてる。

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