日本語教育と日本事情―異文化を超える

日本語教育と日本事情―異文化を超える

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750312118
  • NDC分類 810.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

外国人への日本語教育では日本の文化・常識をどう教えるのか。ことばを通じて文化を知るとは何か。言語文化総合学習の理論と実践を総合し,日本語教育における(日本事情)教育の方法論を確立する。

1 日本語教育と日本事情
 一 「日本事情」,いま何が問題か
 二 外から見た「日本事情」
 三 日本語学校における「日本事情」
 四 異文化間コミュニケーションと「日本事情」
 五 ボランティア活動と「日本事情」
 六 帰国生に教える「日本事情」
 七 インタビューから見えてきたこと
2 日本語文化総合のめざす世界
 八 学びと支援の共同体として
 九 どのようにクラスを組織化するか
 十 どのように評価するか
 十一 ことばによる文化の体得をめざして
 十二 「日本事情」における理論と実践の統合

内容説明

この本では、「外国人のための『日本事情』とは何か」という問題を出発点として、日本語を第二言語とする人たちのための日本語教育を、ことばのためのことばの教育としてではなく、ことばによる文化の体得の訓練として捉えている。同時にそれぞれのテーマ設定から、調査・取材を経て、自己表現に至る、一連の言語活動が、母語と第二言語の別を超えた、人間としての生きる力につながる普遍的な論理と説得の思考形成にきわめて高い可能性を有する試みであることを理論と実践の両面から論じた。

目次

1 日本語教育と日本事情(「日本事情」、いま何が問題か;外から見た「日本事情」;日本語学校における「日本事情」;異文化間コミュニケーションと「日本事情」;ボランティア活動と「日本事情」;帰国生に教える「日本事情」;インタビューから見えてきたこと)
2 日本語文化総合のめざす世界(学びと支援の共同体として;どのようにクラスを組織化するか;どのように評価するか;ことばによる文化の体得をめざして;「日本事情」における理論と実際の統合)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宵子

0
日本語教育と日本事情(日本文化教育)の関係について書いたもの。 前半は著者とゲストとのインタビューを通して、文化教育とは何かということを考えさせるもの。 個人的には一章の「日本事情、いま何が問題か」と二章の「そとから見た日本事情」がとても参考になり、私の研究にも活かせそうであった。 後半は著者が日本文化教育をどうやってやるかを体系的に語ったもの。割と基本的なことが多かった。2013/11/18

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