出版社内容情報
韓国の中学校の国定歴史教科書の翻訳を通して、韓国の歴史をわかりやすく紹介するとともに、韓国人が学校教育の中で、日本についてどのように教育されているのか、日韓関係を韓国側がどう記述し、評価しているかを探る。
1 わが国の歴史と私たちの生活/2 古朝鮮の成長/3 中央集権国家の形成/4 統一国家の成立/5 貴族社会の発展/6 北方民族との戦争/7 両班社会の成立/8 士林勢力の執権/9 実学の発達/10 農村社会の動揺/11 庶民文化の発達/12 近代化の追求/13 近代国家運動/14 民族の独立運動/15 大韓民国の発展
内容説明
韓国と日本、なぜ、歴史をめぐってすれちがうのか。韓国の中学生が全員学ぶ国史教科書全訳。
目次
わが国の歴史と私たちの生活
古朝鮮の成長
中央集権国家の形成
統一国家の成立
貴族社会の発展
北方民族との戦争
両班社会の成立
士林勢力の執権
実学の発達
農村社会の動揺
庶民文化の発達
近代化の追求
近代国家運動
民族の独立運動
大韓民国の発展
著者等紹介
石渡延男[イシワタノブオ]
1942年生まれ。都立大学人文学部卒業。東京大学講師。日韓教育実践研究会代表
三橋広夫[ミツハシヒロオ]
1951年生まれ。早稲田大学教育学部卒業。千葉市立花園中学校社会科教諭
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
1
何かと考えさせられるところの多い書であった。アマゾンのカスタマー・レビューでは、記述の客観性という点で否定的な意見が殆どだが、その点にあえて目をつむれば読み物としての面白さという点では、日本の歴史教科書よりもずっと上ではないだろうか。それはともかくとして、多分に愛国主義的であると同時に、民衆の独立運動を肯定的に描いているという、日本においては考えにくい要素を併せ持った教科書が国によって発行されているということに、複雑な気持ちを抱かされる。2009/02/12
pen pen kun
0
日本の事はかなりボロカスに書いているが、驚くべきことにきちんと事実にてらして書いている。分量も日本を狙い撃ちにして偏っていない。単に重要な近現代史に量がさかれているだけだ。2022/01/28