出版社内容情報
“貧困”の解決のために必要なものとは何か。「先進国」の価値観の押しつけではなく,多様な価値・文化を共有し“貧困”の意味を理解する事から始める開発教育の実践書。
第一章 見えない農村の貧困
アウトサイダーとしての私たち/知識の中心と周辺/都会の罠/農村開発ツアー/見えない農村の貧困/知られざる存在の人々
第二章 アウトサイダーたちの二つの文化
二つの文化/否定的な学者たち/肯定的な実践者/農村の貧困に関する解釈/部分的解釈の問題点/多元主義/第三の文化
第三章 アウトサイダーの学び方
異なる文化のはざまで/アンケート調査の偏重/調査の奴隷/誤解を招く調査結果/有益な調査/社会人類学者の完全没入型調査/費用効果性/有益な4つの手法例/結論
第四章 誰の知識?
知識,権力そして偏見/アウトサイダーのバイアス/農村の人々の知識/両方の長所から学ぶ事
第五章 貧困の罠
貧しい人々に対するアウトサイダーの思い込み/貧しい人々が置かれている5つの不利な状況/窮乏化の罠/不測の事態に対する脆弱さ/ほか
第六章 何をすべきかを見極める
誰のプライオリティーか/アウトサイダーの介入/行動のための分析/権力と貧しい人々
第七章 ニュー・プロフェッショナリズム
逆転/場所の逆転/専門家の価値観の逆転/ギャップを埋める逆転/すべての人々にとってのポリテ
目次
第1章 見えない農村の貧困
第2章 アウトサイダーたちの二つの文化
第3章 アウトサイダーの学び方
第4章 誰の知識?
第5章 貧困の罠
第6章 何をすべきかを見極める
第7章 ニュー・プロフェッショナリズム―後の者を先にする試み
第8章 行動に向けて