災害文化の継承と創造

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  • サイズ A5判/ページ数 315,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784653043157
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C1036

内容説明

「防災文化」に特化しがちであった災害にかかわる従来の文化研究の視野を拡張し、「災害文化」に対する新しい視座を提供する―

目次

第1部 災害の人類学・民俗学(災害にかかわる在来の知と文化;人類学における災害研究―これまでとこれから;津波碑から読む災害観―人々は津波をどのように捉えてきたのか;避難生活下の祭礼とルーティンの創造―旧山古志村の避難状況下の闘牛)
第2部 地域の記憶(「きりこ」をつくり、「きりこ」をおくる―切り紙に刻まれる、「こわれたふるさと」の再生のかたち;原発事故避難と故郷の行方;東日本大震災が昆虫類に及ぼした影響―津波被害による昆虫の回復力と原発事故により崩れた人と昆虫の関係;障害者運動の在来知と原子力災害の経験)
第3部 生活の再建(地域社会の連帯と多様性から考える「復興」とその先―岩手県宮古市・重茂漁協の挑戦;「自主住宅移転再建」その動機と功罪―津波被災者のレジリエンスに学ぶ;被災地との関わりからみえてきたもの―宮城県本吉郡南三陸町戸倉波伝谷での経験から;雄勝の神楽師になること―地域社会と神楽師の関わりからみる芸能と震災復興)
第4部 価値の創造(文化財等レスキュー事業の意義を考える―被災文化財から文化財へ;脱・文化財レスキュー―ポスト文化財レスキュー期における文化創造活動の実践;支援から協働へ―民俗芸能を復興する/させる方法;「災害文化」を育むまちづくりを目指して―桜ライン311の取り組みから)

著者等紹介

橋本裕之[ハシモトヒロユキ]
追手門学院大学地域創造学部教授。専門、民俗学、演劇学

林勲男[ハヤシイサオ]
国立民族学博物館准教授。専門、社会人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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