内容説明
朝鮮半島から伝来した馬の武装具、馬冑。埼玉将軍山古墳の馬冑が伝播した道を辿り、埼玉古墳群の宗主層と朝鮮半島との交流を考察する。さらに北関東の渡来系遺物を渉猟し、五世紀の日本と東アジアの関係を探り出す。
目次
プロローグ 果てしなき旅路への出発
1 埼玉将軍山古墳の検証―馬冑出土の謎
2 馬冑迷走―馬冑研究の歩み
3 馬冑の道、遙か…―馬冑の出現と伝播
4 海を渡った馬冑(1)―馬冑が語る倭と伽耶
5 海を渡った馬冑(2)―埼玉将軍山古墳の馬冑と東国の事情
エピローグ 馬冑埋納
著者等紹介
金井塚良一[カナイズカヨシカズ]
1929年埼玉県に生まれる。1952年東洋大学文学部史学科卒業。埼玉県立さきたま資料館館長、埼玉県立博物館館長を経て、韓国大邱韓医大学校名誉博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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