出版社内容情報
日本の言語の一つとして広く知られながら、具体的な内容はよく知られていないアイヌ語。その調査・研究・教育に半世紀にわたり携わってきた著者が、アイヌ語の文法・系統・口承文学を分かりやすく解説。アイヌ語が置かれた状況に対するその時々の発言や、金田一京助らアイヌ語研究者の思い出など貴重な論考も収める。不朽の名著を装い新たに復刊。
内容説明
日本の言語の一つとして広く知られながら、具体的な内容はよく知られていないアイヌ語。その文法・系統・口承文学をわかりやすく解説。金田一京助らアイヌ語研究者の思い出も収める。不朽の名著を装い新たに復刊。
目次
1 アイヌ語はどんなことばか(アイヌ語;アイヌ語について;“ことばの世界”アイヌ語)
2 アイヌ語の系統(アイヌ語と日本語;日本語とアイヌ語との関係;日本語系討論について)
3 アイヌ語をめぐる状況(危機に瀕した言語の研究者の課題;アイヌ語は、いま;危機言語の調査・研究について;アイヌ語の記録・保存について;「アイヌ語を」から「アイヌ語で」へ)
4 アイヌ語研究の先学(バチラーの辞典について;「アイヌ語学講義」の校正のときの金田一先生;知里先生のこと;服部四郎先生の弟子として歩み始めた日々;服部四郎先生とアイヌ語のアクセント)
著者等紹介
田村すゞ子[タムラスズコ]
1934年愛知県に生まれる。1962年東京大学大学院人文科学研究科言語学専門課程博士課程満期退学。早稲田大学語学教育研究所教授を経て、早稲田大学名誉教授。2015年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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