内容説明
近代日本のマンモス国策会社=満鉄。内部資料や社員の証言を多用し、事業や歴史のほか、これまで語られていない婦人社員・中国人社員・弘報・能率・二つの教育などを取り上げ、知られざる実像に迫る。満鉄百科・年表付き。
目次
満洲とは、どんな所だったか
満鉄の設立
政党の介入
満洲事変と新国家建設
栄光と苦難の道
戦時下の満鉄
終局を迎えた満鉄
婦人社員の地位と活躍
満鉄の中国人労働者
満鉄の二つの教育〔ほか〕
著者等紹介
天野博之[アマノヒロユキ]
1935年11月、大連市で生まれる。42年、撫順市永安在満国民学校に入学、43年二学期から吉林市江北在満国民学校に転校、46年3月に撫順に戻り、47年7月に帰国。東京教育大学文学部で日本歴史を専攻。59年、小学館入社、主として歴史分野の書籍を編集。95年11月、退社。04年から財団法人満鉄会理事(広報担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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