出版社内容情報
中世の訴訟の判決を記した「裁許状」からは、当時の法や制度はもとより、多様な人間関係や社会・生活・生業などが読み取れる。鎌倉時代の二つの裁許状を取り上げ、条文を一条ずつ読み解きながら中世世界へと誘う対談集。
内容説明
中世の訴訟の判決を記した「裁許状」からは、当時の法や制度はもとより、多様な人間関係や社会・生活・生業などが読み取れる。鎌倉時代の二つの裁許状を取り上げ、条文を一条ずつ読み解きながら中世世界へと誘う対談集。
目次
1 地頭はなぜ敗れたか―丹波国雀部荘“六波羅下知状”を読み解く(中世文書との出会い;条文を読み解く)
2 宿の傀儡の勝利―駿河国宇都谷郷“関東下知状”を読み解く(はじめに;条文を読み解く)
著者等紹介
網野善彦[アミノヨシヒコ]
1928年山梨県に生まれる。1950年東京大学文学部国史学科卒業。名古屋大学助教授、神奈川大学短期大学部教授、同大学特任教授などを歴任。2004年没
笠松宏至[カサマツヒロシ]
1931年東京都に生まれる。1959年東京大学大学院文学研究科国史学専攻修士課程修了。東京大学史料編纂所教授、神奈川大学教授を経て、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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