出版社内容情報
新時代を開いた信長、天下人秀吉、江戸幕府を築いた家康。その権力の仕組みを天皇や朝廷との関係、宗教・都市政策などから解明。
内容説明
「天下布武」を掲げ、新時代を開いた信長と天下人秀吉。江戸幕府を築いた家康。その権力の仕組みを、天皇や朝廷との関係、検地や刀狩、朝鮮侵略、宗教・都市政策から解き明かす。中世の終焉を鎖国完成期とする新たな試み。
目次
序章 天下統一から鎖国へ
１ 若き日の信長と戦国社会
２ 織田信長と公武結合王権
３ 羽柴秀吉と惣無事
４ 豊臣権力の構造と「唐入り」
５ 近世村落の形成―検地と刀狩
６ 近世都市の形成
７ 国家・社会の近世化
終章 社会の近世化
著者等紹介
堀新［ホリシン］
１９６１年岡山県生れ。１９９３年早稲田大学大学院文学研究科単位取得退学。現在、共立女子大学文芸学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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浅香山三郎
11
日本中世の歴史シリーズの最終巻｡いはゆる天下人の時代を描く。巻末の年表が、1534年から1641年迄であり、信長の誕生から、鎖国の完成迄をカバーする。そこには、天下人らによる統一政権と､二度の朝鮮侵攻が入り、近世社会も成立してゆく。通史ゆへの制約もあつて個別の論点の深掘りには限界があるが、この時代の激変ぶりがよく理解される。2018/03/04
wang
1
公武結合王権の考え方の下、織豊期〜徳川開幕までの日本社会の状況を語る。特に下克上が武威だけでなく名分も必要な点が繰り返し説明される。検地や刀狩りなど近世へと変貌する過程の農村や堺を中心にした都市の状況も記述。だがシリーズの他の巻に比べ記述範囲が天下人の周辺のみで日本社会全体の記述が乏しい。2010/12/30
ホンドテン
0
図書館で。藤木(2005)の読後の関心から、通史的な把握の意図で。2017/11/30
ぼちぼちら
0
途中で断念。 面白いんだけど基礎知識がほとんどないから楽しめなかった。2020/07/19
