内容説明
一八五三年の黒船渡来から一八五八年の日米通商条約締結にいたる開国の過程を、とくに内政と外交の絡み合う関係に留意しつつ詳細にあとづけた。米国議会文書等の原史料に当たるなど、精密な叙述が徹底された名著。
目次
序説―世界資本主義と日本の開国
第1章 米艦の来航
第2章 日米和親条約の締結
第3章 日英・日露関係の発生
第4章 日蘭関係の進展
第5章 下田におけるハリスの活動
第6章 日米修好通商条約の交渉
第7章 政局の変動と日米修好通商条約の調印
第8章 四国との修好通商条約
展望―開国と国内態勢
著者等紹介
石井孝[イシイタカシ]
1909年東京都に生まれる。1933年東京大学文学部国史学科卒業。大阪大学教授、横浜市立大学教授、東北大学教授、津田塾大学教授などを歴任、文学博士。1996年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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