内容説明
十五年戦争期、植民地に暮らす女性たちの意識を、「慰安婦」問題と併せて明かす。原爆乙女や沖縄女性の戦後の生きざま、イラクに派遣された女性自衛官にもふれ、戦火が続く世界で女性は平和のため何ができるのか考える。
目次
1 植民地公娼制度と日本軍「慰安婦」制度
2 軍隊と公娼制度
3 総力戦体制と植民地
4 戦時下の抵抗
5 基地の島・沖縄女の闘い―平和運動家・中村文子の軌跡
6 戦争未亡人と遺族会・未亡人会
7 被爆と女性―ヒロシマから
8 現代日本における女性兵士=女性自衛官
9 戦争責任のはたし方―リストラティブ・ジャスティスを求めて