内容説明
本州の約三分の二にあたる広大な海域を持つ琉球・沖縄。進頁・慶賀船や貿易によって東アジアと結ばれた歴史と、宮古・八重山諸島などの多様性に満ちた文化を紹介。海上交通ネットワークの要となった琉球・沖縄に迫る。
目次
1 琉球・沖縄の島々を巡る(琉球・沖縄の地理と風土;島嶼を巡る)
2 琉球・沖縄の歴史世界(琉球文化の成立―「南島」から琉球へ;琉球王国の形成;近世琉球の展開―日本と中国の関わりのなかで)
3 沖縄の近現代(琉球処分―琉球王国から沖縄県へ;近代の帰結・沖縄戦;米軍統治から日本復帰へ)
4 地域史の発見としての琉球文化(琉球社会の特質―男系原理と女性の霊威;先島に生きる;沖縄のアイデンティティと「沖縄文化」の発見―沖縄学、日本民俗学、民芸運動の交流;復帰運動と戦後沖縄の思想;琉球・沖縄の歴史と日本(ヤマト))
著者等紹介
豊見山和行[トミヤマカズユキ]
1956年沖縄県に生まれる。1989年名古屋大学大学院博士後期課程満期退学。琉球大学教育学部教授、博士(歴史学)
高良倉吉[タカラクラヨシ]
1947年沖縄県に生まれる。1971年愛知教育大学教育学部卒業。琉球大学法学部教授、博士(文学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。