内容説明
写真報道の開化期だった明治時代、日清・日露などの対外戦争に多くの写真師が従軍した。戦争の一瞬を切り取った「報道写真」は、何を記録し、何を伝えたのか。写真の持つ記録性に着目し、写真ジャーナリズムの役割を探る。
目次
明治の戦争と報道写真―プロローグ
日清戦争までの写真・印刷・報道メディア
日清戦争と写真報道の黎明
戦間期の情勢と義和団事件の報道
日露戦争と写真報道
日露戦争と博文館の戦争報道雑誌
報道写真再考―エピローグ
著者等紹介
井上祐子[イノウエユウコ]
1963年、大阪府に生まれる。1986年、大阪市立大学経済学部卒業。1997年、立命館大学国際関係研究科前期博士課程修了。現在、京都外国語大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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