歴史文化ライブラリー
沖縄戦 強制された「集団自決」

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642056755
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0320

内容説明

二〇〇七年の教科書検定で大きな波紋を呼んだ「集団自決」問題。生存者の証言・新資料などによる沖縄戦の検証から、その実態と全体像に迫る。「集団自決」の原因を“天皇制国家の支配構造”から解き明かした問題作。

目次

日本軍の強制が削除された教科書検定問題―プロローグ
「集団自決」の実相(沖縄・慶良間列島;沖縄本島と伊江島;太平洋地域・中国東北;「集団自決」がおきなかった島々)
追い込まれていく道(住民が犠牲にされた沖縄戦;自由の抑圧と監視;沖縄における戦時体制;「集団自決」がおきた地の特徴)
その背景―捕虜を認めない思想(死を強いられた日本軍将兵と捕虜虐待;日本軍の民間人の扱い方)
なぜおきたのか―「集団自決」の構造(地域社会の支配構造;「集団自決」の全般的要因;援護法と「集団自決」)
構造と個人の責任―エピローグ

著者等紹介

林博史[ハヤシヒロフミ]
1955年、神戸市に生まれる。1985年、一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了(社会学博士)。現在、関東学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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