歴史文化ライブラリー
戦国を生きた公家の妻たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642056694
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0320

内容説明

戦国時代、公家の妻たちは夫の名字を名乗り、同じ墓地に葬られるようになった。平安時代以来の夫婦別姓・夫婦別墓の伝統が崩れたのはなぜか。婚家の一員として家を盛りたて、戦国の世を懸命に生き抜いた妻たちに迫る。

目次

中世公家社会に生きた女性たち(公家社会のしくみ;公家の家と女性)
戦国時代の摂関家の正妻(摂関家の婚姻―嫁取儀式;父の正妻・嫡子の正妻;摂関家の正妻;父の正妻と嫡子の正妻同居へ)
戦国時代の公家の妻の役割とは何か(公家の家業・家政に妻はどうかかわったのか;摂関家の家業を支える正妻たち)
婚家の一員と認識された正妻たち(夫婦別氏にして夫婦同名字―公式文書と公称との使い分け;夫婦別墓地から夫婦同墓地へ)
摂関家の妻たちのネットワーク―寄合と寺社参詣(日常の生活と寄合への参加―近衛尚通正妻の場合;花見と寺社参詣)

著者等紹介

後藤みち子[ゴトウミチコ]
1935年、東京都に生まれる。1957年、国学院大学文学部司史学科卒業。2005年、博士(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

getsuki

2
室町から戦国に生きた公家の妻たちの姿を伺い知る一冊。現代の家長制度の始まりと理由が興味深い。2015/02/03

たぬき

0
貧乏だと家族でがんばるんです。で、嫁の手も借りたいので、嫁の嫁ぎ先での地位が上がりました。2009/06/28

Teo

0
鎌倉時代以降、公家社会はどんどん後景に霞んでいく。一体戦国時代に摂関家はどうしていたのか、そんな事を語る本は滅多にない。この本では戦国時代の公家の妻のありようがどうなっていったのをかが示される。まあちょっと細かいんだけど。2009/05/07

めがね

0
紀伊國屋書店ウェブストアに目次あり。 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-97846420566942023/09/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/156970
  • ご注意事項