歴史文化ライブラリー
家族の古代史―恋愛・結婚・子育て

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642056274
  • NDC分類 362.1
  • Cコード C0320

内容説明

男系でつながる大家族も、男が女の家に通い住み着く一夫多妻婚も古代の家族の姿ではない。中国の影響を受けつつ日本的なゆるやかな結婚慣習をもち続けた家族の姿を、結婚・妻の立場・子どもの教育から具体的に探る。

目次

家族のかたち―プロローグ
敦煌の女たち
奈良時代の家族と婚姻
さまざまな家族―平安貴族を中心に
正妻制の成立
女性にとって家族とは―エピローグ

著者等紹介

梅村恵子[ウメムラケイコ]
1947年、静岡県に生まれる。1983年、お茶の水女子大学大学院博士課程比較文化学専攻満期退学。川村学園女子大学文学部史学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヒデミン@もも

27
①大学図書館2017/07/13

びっぐすとん

17
図書館本。『古代の女性官僚』とも関係するが、中国と違い日本では女性も歴とした律令の官僚、口分田も支給されていた奈良時代から女性の地位が下がっていく平安時代の女性の一生。「妻」の立場の難しさ。妻の存在が皇位継承をも左右する。皇族内の近親婚の多い理由も、そのくせ異母キョウダイから生まれた皇子が即位しない理由も納得。実家の没落でお后候補から一転人に使われる女房に転落するお姫様。妻の座に収まり悠々と出来る人は少なかった当時、あやかりたいのは倫子みたいな人だな。道綱母!夫の悪口より息子の教育に力入れるべきだったよ。2019/11/26

0
比較としてほぼ初めに敦煌の話が来るとは思わなかったものの、律令の元での日本の話をする上では良い配置。歴史の流れとして何となく知っていても、家族の話として幾つもこうして纏まっているとなかなかに生々しく面白い。2020/02/13

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