内容説明
正中の変は果たして後醍醐天皇の討幕運動なのか。院政、治承三年政変、以仁王事件、承久の乱などの実相を追究し、「朝廷再建運動」をキーワードに、古代の朝廷の支配から中世の朝廷・幕府体制に移行する過程を解明する。
目次
1 朝廷再建運動の展開と朝廷・幕府体制の成立
2 後三条・白河「院政」の一考察
3 治承元年事件および治承三年政変について
4 以仁王事件について
5 中世における神国の理念
6 朝廷・幕府体制の諸相
7 後醍醐天皇の倒幕運動について
著者等紹介
河内祥輔[コウチショウスケ]
1943年北海道に生まれる。1971年東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程中退。法政大学文学部教授、北海道大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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