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内容説明
『一遍聖絵』は、単に時宗の開祖の伝記を描いた絵巻という以上に、その写実性ゆえ、中世の多方面の事象が記録される絵画史料として注目を集めている。各分野の専門家の考証により、絵巻制作の真の目的を明らかにするばかりでなく、絵画情報を多角的に分析して、中世における旅・夢・病・衣服・太刀等のあり方に迫り、また社会・信仰の諸相を示す。
目次
1 『聖絵』から見えるもの(旅と救済の日々―『一遍聖絵』を読む;踊り念仏の興行師;一遍と夢告 ほか)
2 絵巻と図像(『一遍聖絵』に見る時衆の衣服―阿弥衣と袈裟;『一遍聖絵』に見える太刀;病の図像表現 ほか)
3 遊行の場・信仰の場(伊勢神宮と一遍・真教;『一遍聖絵』と吉備津宮;『一遍聖絵』に見る神社参詣の諸相 ほか)