内容説明
欧米諸国にも「開港」した日本は、植民地化を回避しつつ体制を変革した。「文明」化と伝統的日本との葛藤を通じて新しい国の形を整え、アジア・太平洋地域との関係を再編し、条約改正を実現した。「開港」期の日本を描く。
目次
近代化する日本―通史
1 歴史的展開―十九世紀半ば~末(変貌する東アジアと環太平洋―近代化する日本の国際的環境;「不平等条約体制」と日本;近代外交体制の創出と天皇;確定される「国境」と地域 ほか)
2 対外関係の諸相(鎖国と開国;「泰平の」狂歌の信憑性をめぐって―ペリー来航と民衆の危機意識;黒船・地震・コレラ;キリスト教の復活と岩倉使節団 ほか)
著者等紹介
荒野泰典[アラノヤスノリ]
1946年生まれ。元立教大学文学部教授
石井正敏[イシイマサトシ]
1947年生まれ。中央大学文学部教授
村井章介[ムライショウスケ]
1949年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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