有斐閣コンパクト
名著に学ぶ国際関係論 (第2版)

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641173651
  • NDC分類 319
  • Cコード C1031

内容説明

クラウゼヴィッツからナイまで古典的力作を中心に国際関係論を学ぶのに役立つ必読文献23点を厳選し激しい国際政治・経済の動きの中で展開された透徹した分析をたどりつつその誕生の時代的背景と現代的意義を簡潔・明快に紹介します。

目次

名著に見る国際関係論の軌跡
第1部 先駆的業績(クラウゼヴィッツ『戦争論』;カー『危機の二十年』;モーゲンソー『国際政治』)
第2部 歴史・文明(トインビー『歴史の研究』;ハレー『歴史としての冷戦』;高坂正堯『古典外交の成熟と崩壊』;スチーブンスン『デタントの成立と変容』;ホフマン『国境を超える義務』;ケネディ『大国の興亡』;ハンチントン『文明の衝突』)
第3部 政策・外交(ケナン『アメリカ外交50年』;ニコルソン『外交』;アリソン『決定の本質』;ホルスティ『国際政治の理論』;コヘイン『覇権後の国際政治経済学』;キッシンジャー『外交』;ナイ『国際紛争』)
第4部 政治・経済(ウォーラーステイン『資本主義世界経済』;スペロ『国際経済関係論』;ローズクランス『新貿易国家論』;ギルピン『世界システムの政治経済学』;ストレンジ『国際政治経済学入門』)

著者等紹介

花井等[ハナイヒトシ]
1963年大阪大学法学部卒業。1968年南カリフォルニア大学大学院国際関係専攻修了、法学博士。現在、筑波大学名誉教授、前麗澤大学教授

石井貫太郎[イシイカンタロウ]
1984年青山学院大学経済学部卒業。1990年慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻後期博士課程修了、法学博士。現在、目白大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takashi1982

6
「古典に学ぶ」ではなくて「名著に学ぶ」というのがミソ。「学問」としての国際関係学は20世紀の学問であり、その意味においてまだ「古典」と呼ぶには新しいのだろう。とはいえ、クラウゼヴィッツに始まりモーゲンソー、キッシンジャーからギルピン、ストレンジまで国際関係を勉強するなら読んでおきたい基本的な文献が約20冊紹介されている。1人の学者につき1冊の著作を紹介し、彼の業績と著作の内容を論じ、その今日的な意義を確認する「今までありそうで無かった」良書である。唯一の欠点は参考文献などが挙げられないところだろう。2011/01/17

awe

5
図書館本。モーゲンソーやカーといったリアリズムの大家、コヘインやナイといったリベラリズムの泰斗など著名な国際政治学者たちの著作のエッセンスをまとめた国際関係論の入門書。正直、国際関係論の理解が深まったとは言えない。これはある程度他の入門書で下地を作ってから読んだ方がいい気がする。ただ、高坂正堯やハレー、スペロなど名前くらいしか知らなかった学者の学説を知ることができたのは良かったと思う。2023/05/08

6 - hey

5
ブックガイドとして、とても面白く読めた。国際関係論初心者なので、ここに載せられた本を足掛かりにしてさらに学習をすすめていきたい。2012/11/27

シノウ

4
国際関係学の教授人が、国内外の古典について要約し丁寧な書評をつけてまとめてある書籍。 レポートのとっかかりにこの本を通読して、古典に挑むと言う気概を持たせてくれる素敵な書籍だった。2021/05/01

yo

3
国際関係論に関する名著を集めて概略を解説した本。本来は個々の専門書を読む前にその章を読む、という使い方が1番オーソドックスかもしれないが、今回は「国際関係論の雰囲気をつかむための乱読」という意味を込めて全体を通読した。その目的にも良い本だと思う。2015/04/12

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