出版社内容情報
文化と経済の関連について、経済学の視点に基づき、現状や実例の紹介にとどまらず、理論に従い包括的に解説する決定版テキスト。
内容説明
創造性や文化は、経済に欠かせないものとなった。文化と経済の関連について、経済学に基づく一貫した視点で捉え、基礎から応用まで展開した決定版テキスト。アートから観光まで、幅広いテーマの現状と実例の本質を、理論とデータでわかりやすく解説する。
目次
文化経済学とは何か―文化と経済のつながり
文化経済学の基礎理論
文化のデータ分析
文化的活動への参加―需要面からみた文化
文化政策―政府はどのように文化を支援するのか
舞台芸術とアーツ・マネジメント
クリエイティブ産業
著作権の経済学
美術市場
芸術家と労働―伝統芸能から現代アートまで
文化と地域経済
観光と文化
文化と国際貿易
ミュージアムの文化経済学
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著者等紹介
後藤和子[ゴトウカズコ]
摂南大学経済学部教授。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。埼玉大学経済学部教授、エラスムス大学(オランダ)客員教授等を経て、現職
勝浦正樹[カツウラマサキ]
名城大学経済学部教授。早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学。名古屋商科大学専任講師等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yasunori Ando
1
読書目的=演劇をはじめとする芸術・文化に対する経済学のアプローチ・貢献(もしあれば)への関心。感想=①「経済”学”」?14ある章の中で「経済学」ではなく金額等のデータという「経済」の説明に終わっている章がいくつかありました。大学教授――それも9人中6人は経済学部――やエコノミストが書いているのに残念です。②学問分野としての今後。例えば看護学は、高齢化の下で社会的ニーズが高まり近年学部新設→教授ポスト増加、という好循環にあります。一方この文化経済学の方は、本書読む限り、その社会的ニーズについて、↓続く2022/07/21