日本経済論・入門―戦後復興からアベノミクスまで (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641165038
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C1033

出版社内容情報

戦後から現在までの通史を扱う第1部と,現代の構造問題を扱う第2部の2部だて構成のコンパクトなテキスト。データをアップデートし,TPPをめぐる日米の動きや,長期的に減少する労働者をめぐる働き方改革等の変化を盛り込んだ新版。

第1部 戦後日本経済の発展
 第1章 占領・復興期(1945?59年)
 第2章 高度経済成長の時代とその屈折(1960?70年代)
 第3章 日本経済の国際化と経済摩擦(1980年代)
 第4章 バブルの崩壊と長期経済停滞の始まり(1990年代)
 第5章 小泉構造改革とその反動の時代(2000?2012年)
第2部 長期経済停滞と構造問題
 第6章 経済成長の減速と日本的経済システム
 第7章 人口の少子・高齢化と労働市場改革
 第8章 社会保障と税の一体改革
 第9章 TPPの意義と農業改革
 第10章 アベノミクスと経済成長戦略

八代 尚宏[ヤシロナオヒロ]

内容説明

経済の長期停滞、所得格差、現代日本の抱える問題を考えるために、過去の経済問題との相違点、経済成長屈折の共通点を探る。データを最新のものにし、アベノミクス、成長戦略、人口が減っていく経済の下での働き方の変化、TPP協定をめぐる動向等を盛り込んだ好評入門書の最新版。

目次

第1部 戦後日本経済の発展(占領・復興期1945~59年;高度経済成長の時代とその屈折1960~70年代;日本経済の国際化と経済摩擦1980年代;バブルの崩壊と長期経済停滞の始まり1990年代;小泉構造改革とその反動の時代2000~12年)
第2部 長期経済停滞と構造問題(経済成長の減速と日本的経済システム;人口の少子・高齢化と労働市場改革;社会保障と税の一体改革;TPPの意義と農業改革;アベノミクスと経済成長戦略)

著者等紹介

八代尚宏[ヤシロナオヒロ]
1946年生まれ。メリーランド大学経済学博士、上智大学教授、日本経済研究センター理事長、国際基督教大学教授等を経て、昭和女子大学グローバルビジネス学部長・特命教授。主要著作に、『現代日本の病理解明―教育・差別・福祉・医療の経済学』東洋経済新報社、1980年(日経・経済図書文化賞受賞)。『日本的雇用慣行の経済学―労働市場の流動化と日本経済』日本経済新聞社、1997年(石橋湛山賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅー

1
★★ 経済がテーマの本を続けて読んだので、少し体系的な教科書を手に取ってみた。前半の戦後経済史は、著者のスタンスが明確なのでストーリーも明快で頭の整理になった。一方、財政政策や金融政策そのものへの言及は少なく、特に後半になるほど日本経済の構造的な問題とその対応(いわゆる「構造改革」)に割かれる頁が多い。新自由主義者として高名な著者の面目躍如といったところか。個人的にはもう少し最近の金融政策を丁寧に語って欲しかった。著者の処方箋すべてに賛成するわけではないが、日本の制度疲労に対する見立ては概ね正しいと思う。2020/02/25

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