内容説明
現状の流れを「反転」させる。
目次
はじめに―少子化は止められるか?
第1章 政府はどのような少子化対策を行ってきたのか?
第2章 子育てと仕事の非両立が少子化を進めたのか?
第3章 子どもは親の生活満足度を高めるか?
第4章 「子育てする企業」の特徴は?
第5章 地方自治体の少子化対策は効果があったのか?
第6章 少子化対策で将来の出生率や人口はどうなるか?
おわりに―何が問題で何が必要か?少子化対策に望まれること
著者等紹介
阿部正浩[アベマサヒロ]
中央大学経済学部教授、博士(商学)。慶應義塾大学、同大学院で学び、一橋大学経済研究所助教授、獨協大学経済学部教授等を経て、現職。専攻は、労働経済学、計量経済分析、経済政策。主要著作に、『日本経済の環境変化と労働市場』(東洋経済新報社、2005年、日経・経済図書文化賞、労働関係図書優秀賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Junichi Wada
8
折しも総務省より日本の総人口が6年連続減少したと発表があった。本書は日本の人口の減少要因を解説、将来推計を行っている。少子化は子供の数の減少であるが、過去から比較しても結婚した女性の子供の数は余り減少していない、未婚女性が増加していると指摘している。地方では出生率は比較的たかいが、若年層の都市への流入と都市居住の女性の未婚により、地方の人口が減り、都市に若者が多いが未婚により子供がいない状況となっている。足元の日本の状況を分かりやすく分析し、簡単には状況を変えられないが政策次第で対策の可能性を指摘。2017/04/16
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