内容説明
ブランドは、1990年代から2010年まで四半世紀にわたって、研究と実務の両面でマーケティングの中心的課題であり続けてきた。その本質的な理由は、ブランドという存在がなければ、マーケティングにおける価値の交換もありえないからだ。ブランドがあってこそはじめて持続的なマーケティング活動が成り立つのである。またマーケティング実務においても、強力なブランドを構築するにはどうしたらよいのか、という課題はさらに重要性を増してきた。企業経営を行ううえでも、ブランドは経営の基盤を構成する重要な要素であることが経営者の共通の認識として語られるようになったのである。本書の目的はこうしたブランドという存在を、研究と実践の両方から包括的に考察することにある。
目次
ブランド論の過去・現在・未来
ブランドと経営学の接合
ブランド・リレーションシップの戦略
ブランドパワーをいかに測定するか
BtoBブランドの展開
セールス・プロモーションによるブランド構築のメカニズム
2つの地域ブランド論―その固有性と有機的結合
プライベート・ブランド戦略―巨大流通チェーンのPB戦略とブランド・パワーシフト
知財視点のブランド・マネジメント―商標法・不正競争防止法で保護されるための「出所」表示
ブランドの歴史
著者等紹介
田中洋[タナカヒロシ]
中央大学ビジネススクール(大学院戦略経営研究科)教授。京都大学博士(経済学)。専門は、マーケティング論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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福島雄一
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