内容説明
この三十年ほどの歴史研究の進展によって、高校世界史の教科書は大きく書き替えられている。高校教師の視点から、新しい世界史をどう教えるか。日々、研鑽を積み重ね、議論をくりかえすなかでまとめられた10本の研究報告。
目次
第1章 古代オリエント史
第2章 古代ギリシア・ローマ史
第3章 インド・東南アジア史
第4章 東アジア・内陸アジア史
第5章 イスラーム史
第6章 ヨーロッパ中世史
第7章 ヨーロッパ近世史
第8章 ヨーロッパ近代史
第9章 アジア近代史
第10章 20世紀の歴史
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
89
最近の歴史学の成果を踏まえて、高校の先生がそれぞれどのような観点から生徒に世界史を教えていくかを時代ごとに分けて書かれたもので私にはかなり参考になりました。各省ごとに参考文献も紹介されており高校生にとっても参考になりそうな気がします。2015/09/20
よしひろ
10
世界史の面白さが展開する。神奈川の高校の先生たちが執筆。その知識の深さは興味と刺激を与える。そのダイナミズムゆえに本質をとらえるのはなかなか難しい世界だが、見事にそれが実現されている。教科書におけるフランス革命の分量の多さへの疑問、ローマ帝国の点在都市の重要性、ヒトラーの計画的虐殺の悪質さ。様々な世界史の事実を知ることは我々に思考の新たな枠組みを提示する。2015/09/09
takao
1
ふむ2023/01/05
R
0
勉強し続けなきゃ。2015/05/10
s8ighter
0
学校の先生から借りて読んだ。最終章のところででてきた「南京とホロコースト」と「広島長崎とドレスデン」の比較に疑問を覚えた。なのでこれから勉強する。2010/01/25